活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

日本の「遍路」もヨーロッパの「巡礼」も

2012-04-05 10:29:54 | 活版印刷のふるさと紀行
 すごい風でした。「春の嵐」なんていうなまやさしいものではなく、台風顔負け
で爆弾という表現をつかった新聞もありました。家人にいわれて爆撃の被害はなかっ
たかと菩提寺に行ったら新発見がありました。

 墓地のかたわらに「へんろみち」と題した遍路姿の遊行僧の立像を見つけたのです。
笠をかぶって錫杖(しゃくじょう)をついてなかなかの男前でした。へんろみちと
いえば四国八十八箇所詣でか熊野詣でを連想しますが、いずれの遍路道かはわかりま
せん。

 帰り道にふっと思い出したのですが、以前、スペイン北西部のサンティアゴ・デ・
コンポステーラめざしての巡礼道を辿ったことがあります。キリスト教12使徒のひ
とり聖ヤコブの墓が見つかって、ローマやエルサレムと並んでヨーロッパ三大巡礼地
となったあのサンティアゴ・デ・コンポステーラです。
 たしか、あのとき、もうすぐ目的のコンポステーラという丘の上にヤコブの像があ
った。やはり、錫杖のような杖を持っていた。もっと、ダイナミックな立ち姿だった
けど、何となく似ていた。へんろも巡礼も、洋の東西関係なく長距離を歩く服装はこ
ンなふうになるのかと。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする