活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

業平橋(なりひらばし)が消えた?

2012-04-25 14:17:26 | 活版印刷のふるさと紀行

 東京は6日ぶりの快晴、真夏日とさえいわれるほどでちょっと歩くと汗が出るほどでした。ときどき厄介になっている都バスに乗ろうと銀座三越前で待っているといつもの「業平橋駅」行きが、「とうきょうスカイツリー駅前」行と改められてやってきました。

 5月22日オープンを控えて、見学ツアーだ、展望デッキの入場券だ、記念切符だと一部では大騒ぎしていますが、全部ではありません。個人的にはいささかツムジまがりで冷やかです。それより、「名にしおばいざ言問はぬ都鳥我が思う人はありやなしやと」うろ覚えですから間違っているかも知れませんが、あの在原業平ゆかりの地名が駅名から消えたのが残念な気がします。どうもわれわれ日本人は古いゆかりのあるものを簡単に捨て去るのが得意のようです。といいながら、「印刷」という呼び名では業種がわからなくなる、なにか代わる言葉をなどといっている自分が現にいるのですから恥ずかしい次第です。

 話を戻して、新しい東京スカイツリーと東京タワーのどちらがお好きでしょうか。私はデザイン的には断然東京タワーです。自分の部屋からまっすぐに見えるからという依怙贔屓も多少ありますが、先日の照明テストのときも軍配を東京タワーに挙げてしまいました。しかし、スカイツリーをめぐっての話題には興味があります。たとえば、中国名を「東京天空樹」にしようと思ったら中国ですでに登録済でやむなく「東京晴空塔」になった話などいかにも、いまの日本らしい話ですね。

 昨年、ドバイで828mのバージュ・カリファの展望台に昇ったとき、入り口で写真をとられて帰りの出口で希望するなら50ディルハム(1250円)というのがありました。上海タワーでは資生堂の香水が売られていましたが、当時、世界でいちばん高所トイレで用をたしておりてきました。はたして、東京スカイツリーではどんなグッズが人気を呼ぶかも楽しみです。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (1)
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