さて今回は、「ナルニア国物語」全七巻中、私がもっとも早く読み終えた一冊。
『馬と少年』のご紹介です☆
主人公の少年、シャスタは生まれも定かではない拾われっ子。
貧しい漁師の下でこき使われ、朝から晩まで働かされる毎日。
そんなシャスタと漁師のもとに、カロールメン国の貴族が馬に乗って訪れたことによって、シャスタの運命が動き出します。
…いえ、馬が貴族を乗せてやってきたことにより、と言ったほうがいいのかも。
だってその馬、ブレーはナルニア生まれの「ものいう馬」だったのです☆
このブレー、カロールメンの貴族を乗せて数々の戦場を駆け抜けてきた立派な軍馬だということで、プライドが高くって小生意気。
馬に乗ったことのないシャスタにアレコレと指図して、辛抱強く教えますが、「やれやれ、人間ってなんて不器用なんだ」という態度がみえみえ。
あやうく貴族に売られそうになったシャスタを励まし(そそのかして?)ナルニアに逃げ延びようとする馬と人間。
だけれどカロールメン国とナルニア国の間には、アーケン国という国があり、しかもアーケン国に行くには大きな砂漠を横切らなければならないのです。
さらにさらに、いけ好かないひひジジイと結婚させられそうになった貴族のお姫様が逃げ出してきて、シャスタ一行に合流したり、ライオン(!)に追いかけられたり、はたまた元気いっぱいでいたずら好きの王子様にシャスタが間違われたりと大忙し。
しかもナルニアの女王にふられたカロールメンの王子が、ナルニアに攻め入ろうとしていることを知ってしまった一行は、ナルニアに急を知らせるという使命まで帯びることになってしまいます。
もう読み出したら止まらない。
シャスタがいい。お姫様のアラビスがいい。馬のブレー最高!
はたして軍隊との追いかけっこはどうなるのか?
家出したアラビスの結末は?
ナルニアはカロールメンに勝てるのか?
そしてシャスタの出生の秘密とは?
そうそう、もちろんライオンのアスランだって忘れてはいけません。
ちなみに題名の『馬と少年』の原題は『The Horse and his Boy』。
つまり、『馬と、彼の少年』です☆
どうです、シャスタとブレーの関係、わかってもらえます?
C・S・ルイス 著
瀬田 貞二 訳
岩波少年文庫
2004.08.16.
八月の名言集より
世界は粥やジャムからできていない。それゆえ、怠け者を気取っていてはならぬ。固い食物も噛まねばならぬ。喉につまってへこたれるか、消化してしまうかどっちかだ。
―ゲーテ「格言的」―
『馬と少年』のご紹介です☆
主人公の少年、シャスタは生まれも定かではない拾われっ子。
貧しい漁師の下でこき使われ、朝から晩まで働かされる毎日。
そんなシャスタと漁師のもとに、カロールメン国の貴族が馬に乗って訪れたことによって、シャスタの運命が動き出します。
…いえ、馬が貴族を乗せてやってきたことにより、と言ったほうがいいのかも。
だってその馬、ブレーはナルニア生まれの「ものいう馬」だったのです☆
このブレー、カロールメンの貴族を乗せて数々の戦場を駆け抜けてきた立派な軍馬だということで、プライドが高くって小生意気。
馬に乗ったことのないシャスタにアレコレと指図して、辛抱強く教えますが、「やれやれ、人間ってなんて不器用なんだ」という態度がみえみえ。
あやうく貴族に売られそうになったシャスタを励まし(そそのかして?)ナルニアに逃げ延びようとする馬と人間。
だけれどカロールメン国とナルニア国の間には、アーケン国という国があり、しかもアーケン国に行くには大きな砂漠を横切らなければならないのです。
さらにさらに、いけ好かないひひジジイと結婚させられそうになった貴族のお姫様が逃げ出してきて、シャスタ一行に合流したり、ライオン(!)に追いかけられたり、はたまた元気いっぱいでいたずら好きの王子様にシャスタが間違われたりと大忙し。
しかもナルニアの女王にふられたカロールメンの王子が、ナルニアに攻め入ろうとしていることを知ってしまった一行は、ナルニアに急を知らせるという使命まで帯びることになってしまいます。
もう読み出したら止まらない。
シャスタがいい。お姫様のアラビスがいい。馬のブレー最高!
はたして軍隊との追いかけっこはどうなるのか?
家出したアラビスの結末は?
ナルニアはカロールメンに勝てるのか?
そしてシャスタの出生の秘密とは?
そうそう、もちろんライオンのアスランだって忘れてはいけません。
ちなみに題名の『馬と少年』の原題は『The Horse and his Boy』。
つまり、『馬と、彼の少年』です☆
どうです、シャスタとブレーの関係、わかってもらえます?
C・S・ルイス 著
瀬田 貞二 訳
岩波少年文庫
2004.08.16.
八月の名言集より
世界は粥やジャムからできていない。それゆえ、怠け者を気取っていてはならぬ。固い食物も噛まねばならぬ。喉につまってへこたれるか、消化してしまうかどっちかだ。
―ゲーテ「格言的」―