私的図書館

本好き人の365日

子どもの本だより

2005-06-21 23:19:00 | 日々の出来事
今、荻原規子さんの最新作『風神秘抄(ふうじんひしょう)』を読んでいます*(音符)*

この本、徳間書店から出ているのですが、徳間書店の児童書って、買うと、中に「子どもの本だより」という小冊子が付いているんですね。(定期購読もできるらしい*(ポスト)*)

絵本や児童書をあつかう、主に個人でやってみえるユニークな本屋さんを紹介したり、新刊やお薦めの絵本の紹介、編集部のこぼれ話などが載っているのですが、これがなかなか面白い*(音符)*

しかも、今回なんとその中に、「著者と話そう」というコーナーで、荻原規子さんのインタビューが載っていたんです☆

子どもの頃から、グリムやアンデルセンの童話を読むように、ギリシア神話や古事記も読んでいたという荻原さん。(う~ん、さすが!)
荻原ワールドの原型は、もうこの頃から始まっていたのか~、としきりに感心。

でも、もっとも目を引いたのは、そのほかの愛読書として上げられていた『ナルニア国物語』の名前!

オォ~*(びっくり2)*

しかもそれだけじゃなくて、彼女がファンタジーを書こうと思い始めた頃出会った本が、なんとあの、アリグザンダーの『タラン』シリーズだったことが判明☆

オォ~*(びっくり2)**(びっくり2)**(びっくり2)*

なんでもその中でのケルト神話の使われ方を見て、自分には古事記がある! と思ったのがデビュー作『空色勾玉』につながったんだとか☆

そうだったのか! なんかとっても嬉しいゾ*(音符)*

『ナルニア』も『タラン』も、このページでオススメ本として紹介してきたので、名前が挙がったことに驚き!
二つとも大好きな作品なんですよ~☆

『空色勾玉』にはじまる勾玉三部作も、、もちろんお気に入りで、『白鳥異伝』と『薄紅天女』は今月紹介したばかりだったので、この偶然にさらに驚き!

そうか~、荻原さんも好きだったのか~*(ハート)*

何年か前の、ともさかりえの出演した『スイカ』というドラマで、マンガ家役の彼女の家の本棚にも『ナルニア国物語』があったなぁ~

新井素子の小説『おしまいの日』にも、主人公の主婦が、「ナルニア、ナルニア」と魔法の呪文のようにつぶやいて自分を落ち着かせるシーンが出てた。

こういうちょっとした偶然でも、自分と同じ価値観が見え隠れするとなんだか嬉しい*(音符)*

道で自分と同じ車種の車に乗っている人を見かけると、勝手に「オォー同志よ!」と盛り上がってしまうのに似てる(笑)

これでますます荻原さんのファンになっちゃいそう*(星)**(キラキラ)*

『風神秘抄』は今ようやく三分の一を読み終えたところです。
これがまた面白い内容なので、先が楽しみ♪

まだまだ夜は眠れないなぁ~☆