今日は7月16日。
A・D・サリンジャーの小説『ライ麦畑でつかまえて』が発刊されたのが、ちょうど61年前の1951年7月16日なんだそうです。
その情報を聞いた時は「へ~」と思ったものの、たいして気にもとめなかったので、夕飯の準備や何やかやとやっているうちに、すっかり忘れてしまっていました。
夕飯も食べ終わってお風呂も沸いて、さて今日はお風呂で何を読もうかな、と何気に手に取ったのは、中村航さんの『あなたがここにいて欲しい』(角川文庫)
岐阜県出身の中村航さん。
「街に行く」という言葉が、大垣駅前に行くことを指していた中学時代。
アシュラマンや北斗神拳で盛り上がる同級生を尻目に、中学というワクからちょっと浮いた女の子が登場します。
その子は名古屋まで洋楽のコンサートに行ったり、仲間と地べたに座ってだべったり、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』なんかを読んでいる…
おぉ、サリンジャーの「ライ麦畑」!!
一日に2回もその名を聞くとは!
それもたくさんある蔵書の中から、たまたま手に取った本の中にサリンジャーの名前が出てきたので、驚きました。
偶然って重なるものなんですね~
何だか偶然の中に別の意味を感じてしまいそう♪
何かを決断するとか?
いやぁ、ジョン・レノンを暗殺した犯人が愛読していたという「ライ麦」なだけに、ちょっと不穏な想像が頭に浮かんでしまいまいした。
危ない危ない。
感受性が高くて勘違いしやすい年齢だったら本一冊で人生が狂うところだった(苦笑)
幸い私は一度も「ライ麦」を読んだことがありません☆
最近読んでいるのは、ブラジル生まれの作家パウロ・コエーリョの初期の作品。
『ブリーダ』(角川文庫)
「魔術を習いたいんです」
現代の女子大生ブリーダは、スピリチュアルな物にひかれ、魔術師と呼ばれる者たちの門をたたく。
私は信仰心の薄い人間なので(家は一応仏教です)、スピリチュアルな物に対する理解が間違っているかも知れませんが、ようするに、自分と向かい合うことの大切さが書かれているんだと思います。
この作者の作品、『アルケミスト』はすごく好きだったんですけどね~
偶然といえば、スーパーのレジでレシートをもらう時、買い物の合計が777円だったりすると、すっごくラッキーな気がしてしまうのはどうしてでしょう?
それだけお金を払わなきゃいけないのにねえ。