私的図書館

本好き人の365日

明日へ~子供たちの展覧会~

2011-09-11 13:45:00 | 本と日常
東日本大震災が起きた3月11日から半年。

先日テレビを見ていると、震災で被災し、5月にボランティアでお手伝いをさせていただいた岩手県釜石市の旅館の女将さんが出演されていました。

その元気そうな声にまずはひと安心したのですが、震災当日撮影されたという、旅館に津波が押し寄せ、人々が間一髪山に逃げる映像というのを見て、自分の目で見た被災した旅館と元の旅館の姿が初めて重なりました。

私が目にした全壊した隣家が実際はもっと近くにあったことも初めてわかりました。
旅館の裏手に折り重なっていた軽自動車とマイクロバスが実際に流されていく映像。
あぁ、あの木は私たちが行った時もまだあったあの木だ。
津波がこうして襲ってきたのか…

被災地に向うバスの中から見た陸前高田市のガレキだらけの景色。津波がやってくる以前のかつての市街地の様子もテレビで見ましたが、とてもすぐにそれが同じ場所だと理解することができないほど変わってしまっていました。
町を知らない私が見てもショックなのですから、地元の人たちがどんな気持ちで津波後の町を見つめていらっしゃるか…

一週間しかいなかったくせに、自分の故郷みたいな絆を感じてしまうのは感情に流されすぎなのでしょうか。

私がお世話になったボランティアの支援団体では、被災地の子供たちの心のケアとして、お絵描き隊なる活動をしています。
そのなかで子供たちが書いた絵の展覧会が、9月に盛岡市と大船渡市で行われます。

盛岡市の会場は、JR盛岡駅前の岩手県民情報交流センター5階にある「ギャラリーアイーナ」で、期間は9月17日から9月20日まで。

大船渡市では大船渡市民文化会館(リアスホール)の1階展示ギャラリー、期間は9月23日から9月25日まで。

絵を描くことで子供たちに笑顔になって欲しい。

お近くの方はぜひ足をお運び下さい。



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