私的図書館

本好き人の365日

『今日の早川さん 3』

2010-05-02 23:44:00 | 本と日常
GW(ゴールデン・ウィーク)真っ最中ですが、私はいたって普通の日曜日を過ごしています。

洗濯して買い物して料理を作って「龍馬伝」を観る。

ツーリングのバイクや車に乗った家族連れ、指をからめた恋人たちを横目で見ながら、買い物のついでに立ち寄った本屋さんで注文してあった本を受け取り、ホクホクしながら帰って来ました。

…いいのかな、こんな連休の使い方で?

受け取って来たのは本マニアな女の子たちが登場するCOCOさんのブログ発信のコミック、

*(キラキラ)*『今日の早川さん3(限定版)』*(キラキラ)*(早川書房)

本好きならではの笑える日常を描いたこのコミックも早くも第3弾。

限定版には「イラストいろはかるた」なる付録が付いていますが、作者がかなり苦労してでっちあげた(失礼な)あとがうかがえます♪

毎週本屋さんを入念にチェックする早川さん。

毎回大量に本を買い込むため店員さんに影でニックネームを付けられている、という話は自分にも覚えがあるのでちょっと笑えませんでした(苦笑)

SF好きの早川さんにも早く彼氏ができることをお祈りします☆

その他、先月も含めて最近買った本は、

村上春樹
*(キラキラ)*『螢・納屋を焼く・その他の短編』*(キラキラ)*(新潮文庫)

新井素子
*(キラキラ)*『もいちどあなたにあいたいな』*(キラキラ)*(新潮社)

山本弘
*(キラキラ)*『アイの物語』*(キラキラ)*(角川文庫)

門井慶喜
*(キラキラ)*『おさがしの本は』*(キラキラ)*(光文社)

マーク・トウェイン
*(キラキラ)*『アーサー王宮廷のヤンキー』*(キラキラ)*(角川文庫)

パトリシア・A・マキリップ
*(キラキラ)*『バジリスクの魔法の歌』*(キラキラ)*(創元推理文庫)

新井素子さんの本は実に七年ぶりの書下ろし長編!

もう、どれだけファンを待たせたら気が済むんだ!?

でもファンだから許す!

手に入ってよかった~

発売されたのは知っていたのですが、ネットでもなかなか在庫がなくて、他の本を探しに入った本屋さんで偶然見つけたのです!

ファンやっててよかった☆

マーク・トウェインの『アーサー王宮廷のヤンキー』は古典としては有名ですが、これまで読む機会がなかった作品。

それがこのほど角川文庫さんから改訂版が出たんです!

コネチカット生まれのヤンキー男が、中世の英国にタイムスリップ?
ボイラーやエンジンの知識を持った鍛冶屋の息子が、科学技術を使ってアーサー王や魔術師マーリンと共に活躍する…らしいです♪

これとは逆にランスロットが現代まで生き延びていてその謎を探る物語。
ロジャー・ゼラズニイの『キャメロット最後の守護者』も復刊してくれないかな?

アーサー王と円卓の騎士の物語好きなんですよね~

「聖杯探索」に主君の妃グゥイネヴィアとの愛に悩む騎士ランスロット!

アーサーが抜いたといわれる「聖剣エクスカリバー」も有名ですよね♪

門井慶喜さんの『おさがしの本は』は図書館員さんのお話。

図書館行政に失望し、「馬鹿丁寧な口調」「もっと簡単にしゃべってよ」「役人!」という今どきの女子学生の言葉に反論できない自分…

司書の資格を取り、希望通り図書館勤務になったのに、自分のしていることといったらまるで倉庫番。

図書館を舞台に、市役所をはじめとする行政機構の問題が垣間見れます。

これだけあればGW(ゴールデン・ウィーク)は乗り切れるかな?

『今日の早川さん 3』で本好きの早川さんが年下の延流(のべる)ちゃんに「よくこんなに沢山読めますね」と感心されるのですが、それに対して早川さんはこう答えます。

「読めるわけないじゃん」

「………。」

そうです、いつか読むかも知れない本、ふと読みたくなった時にすぐ手元にその本があるように、本好きさんは本を買い続けるのです!

読んでいて、早川さんにものすごく共感し後、ものすごく落ち込みました。

あぁ、これでいいのかな?
人生の使い方っていうか、いろいろなもの、間違っていないかな?



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