今回はブタが主人公です。
マンガと言って侮れない。小泉吉宏の心を語る本。
「ブッタとシッタカブッタ」シリーズ
心の筋肉をやわらかくする、そんな内容になっています。
この本を気に入っている理由は、私が仕事やなんかで習慣にどっぷりはまっていた時、そのことに気付かせてくれたから。
「…その言葉が聞きたかった!」思わず叫びたくなりました。
習慣にしてしまえば物事は楽です。考えなくてもいいから。でも、それじゃあ満足出来ない人もいる。習慣の恐ろしい所は、普段は考えずにしている事だから、いざ考えてみても、自分ではなかなか気がつかないということ。
求めているものは人それぞれ違うでしょうが、きっとどこかでヒントが見つかる。
それを抜きにしても、マンガだけでも面白い。
そんな、いろんな解釈の出来る構成になっているのがこの本なんです。
主人公のシッタカブッタは、恋に悩む一匹のブタです。彼はこう言います、「どうしてこんなに苦しいんだろう。どうしてこんなに不安なんだろう。この不安をなんとかできないのかな~」もう一人(一匹?)の主人公、ブッタがこう言います。「不安を取り除くことなんてできないんだから、不安なままで安心しなさいな。」心はもともと不安定なもの、その心が作った”言葉の答え”で安心しているから、またすぐ不安に振り回される。言葉に頼らず、”そのまんまの自分”をみつめてみなさい。悲しんだり、浮かれたり、怒ったり、”心”って安定しないもの。そんな”心”に振り回される。それは”心”に頼っているから。もし、”心”が”自分”なら、自分が自分を振り回したり、自分が自分に頼っていることになる。”心”じゃない”自分”をみつめること。でも、”自分”を色々な言葉で語ってみても、”自分”とは別のものになってしまう。「比べない」「探さない」「答えを出さない」すると、まるごとの言葉では語れない”なぁんでもないじぶん”が見えてくる。
「そうか、そのまんまでいいんだ。」に、気が付くと、”本当の自分”だとか、”これが私”だとか、心が安定するために作り出した、言葉や考えは、雪のように溶けてしまう。
心(脳)は安定したがるもの。
答えを出して、安心するのは心の悪いクセ。
「不安定な心も含めて、そのまんまがあなただよ。」
おきてしまったことは、そのまんまでしかない。
私達はそのまんまの今を覚悟するしかない。
…まずは、「そのまんま」をみつめてみる。
お金が幸せをくれると思い込むブタ。
うまくやろうと思い込むブタ。
自分を哀れと思い込むブタ。
渇望を愛と思い込むブタ。
いつか幸運が舞い込むと思い込むブタ。
「自分で自分をイジメてどうすんのさ?」
誰かが作った価値観を信じて、思い込んで、自分を苦しめる。
そうじゃなくて、性格がイイとか悪いとか、スタイルがイイとか悪いとか、そんな言葉の判断はうっちゃっといて、今の自分を受け入れてやる。
だって、自分にそっぽを向かれたら、この”私”はどうしたらいいの?
どんな時でも”私”はあなた。
どんな自分でも”あなた”は私。
今の自分をギュッと抱きしめてやる。
それが出来るのは私だけ。
無理をせず、ありのままを自然体で受け入れると、そのまんまの自分がみえてくる。これもひとつの考え方です。”自分”なりに利用してみてはいかがでしょう。少しは”心”が楽になるかも。ま、時には無理をすることも必要だとは思いますが。
そうそう、最後に、私が「その言葉が聞きたかった!」と思った箇所を抜粋しておきます。悩んだ時、ジタバタするお供にオススメの本です。
人生の迷路にちょっと迷ったら、地図の代わりにいかがでしょうか?
☆
「中途半端な心の旅をして発見した『喜ぶ自分』を『本当の自分』と勘違いして、心の旅をした自分が、他人とは違うと思い込み、まわりを見下し、不安定なまま、日常に戻ってこれなくなる、あるいは、戻りたがらないブタもいる。」
小泉 吉宏 著
メディアファクトリー
マンガと言って侮れない。小泉吉宏の心を語る本。
「ブッタとシッタカブッタ」シリーズ
心の筋肉をやわらかくする、そんな内容になっています。
この本を気に入っている理由は、私が仕事やなんかで習慣にどっぷりはまっていた時、そのことに気付かせてくれたから。
「…その言葉が聞きたかった!」思わず叫びたくなりました。
習慣にしてしまえば物事は楽です。考えなくてもいいから。でも、それじゃあ満足出来ない人もいる。習慣の恐ろしい所は、普段は考えずにしている事だから、いざ考えてみても、自分ではなかなか気がつかないということ。
求めているものは人それぞれ違うでしょうが、きっとどこかでヒントが見つかる。
それを抜きにしても、マンガだけでも面白い。
そんな、いろんな解釈の出来る構成になっているのがこの本なんです。
主人公のシッタカブッタは、恋に悩む一匹のブタです。彼はこう言います、「どうしてこんなに苦しいんだろう。どうしてこんなに不安なんだろう。この不安をなんとかできないのかな~」もう一人(一匹?)の主人公、ブッタがこう言います。「不安を取り除くことなんてできないんだから、不安なままで安心しなさいな。」心はもともと不安定なもの、その心が作った”言葉の答え”で安心しているから、またすぐ不安に振り回される。言葉に頼らず、”そのまんまの自分”をみつめてみなさい。悲しんだり、浮かれたり、怒ったり、”心”って安定しないもの。そんな”心”に振り回される。それは”心”に頼っているから。もし、”心”が”自分”なら、自分が自分を振り回したり、自分が自分に頼っていることになる。”心”じゃない”自分”をみつめること。でも、”自分”を色々な言葉で語ってみても、”自分”とは別のものになってしまう。「比べない」「探さない」「答えを出さない」すると、まるごとの言葉では語れない”なぁんでもないじぶん”が見えてくる。
「そうか、そのまんまでいいんだ。」に、気が付くと、”本当の自分”だとか、”これが私”だとか、心が安定するために作り出した、言葉や考えは、雪のように溶けてしまう。
心(脳)は安定したがるもの。
答えを出して、安心するのは心の悪いクセ。
「不安定な心も含めて、そのまんまがあなただよ。」
おきてしまったことは、そのまんまでしかない。
私達はそのまんまの今を覚悟するしかない。
…まずは、「そのまんま」をみつめてみる。
お金が幸せをくれると思い込むブタ。
うまくやろうと思い込むブタ。
自分を哀れと思い込むブタ。
渇望を愛と思い込むブタ。
いつか幸運が舞い込むと思い込むブタ。
「自分で自分をイジメてどうすんのさ?」
誰かが作った価値観を信じて、思い込んで、自分を苦しめる。
そうじゃなくて、性格がイイとか悪いとか、スタイルがイイとか悪いとか、そんな言葉の判断はうっちゃっといて、今の自分を受け入れてやる。
だって、自分にそっぽを向かれたら、この”私”はどうしたらいいの?
どんな時でも”私”はあなた。
どんな自分でも”あなた”は私。
今の自分をギュッと抱きしめてやる。
それが出来るのは私だけ。
無理をせず、ありのままを自然体で受け入れると、そのまんまの自分がみえてくる。これもひとつの考え方です。”自分”なりに利用してみてはいかがでしょう。少しは”心”が楽になるかも。ま、時には無理をすることも必要だとは思いますが。
そうそう、最後に、私が「その言葉が聞きたかった!」と思った箇所を抜粋しておきます。悩んだ時、ジタバタするお供にオススメの本です。
人生の迷路にちょっと迷ったら、地図の代わりにいかがでしょうか?
☆
「中途半端な心の旅をして発見した『喜ぶ自分』を『本当の自分』と勘違いして、心の旅をした自分が、他人とは違うと思い込み、まわりを見下し、不安定なまま、日常に戻ってこれなくなる、あるいは、戻りたがらないブタもいる。」
小泉 吉宏 著
メディアファクトリー
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