天邪鬼な私。
こんなことを書くことをお許し下さい。
僕が好きな記念日は、例えば誕生日。
はじめて自転車に乗れた日。
はじめて逆上がりができた日。
はじめて女の子とキスした日。
結婚記念日。
はじめて子供の顔を見た日。
はじめて子供がしゃべった日。
はじめて子供がテーブルから手を離して歩いた日。
出会いと成長を喜び祝う日。
笑顔と笑い声につつまれて、ケーキやごちそうが並ぶそんな記念日。
友達の不幸は記念日じゃない。
そんな日は、何事もなかったかのように、普段どおりに接するものだ。
そう思っても、有名人になってしまった君を、世間は放って置かないだろう。
みんなが善意でやってくれているのは僕も君もわかっている。
君が僕にみせる苦笑いを、僕も苦笑いで返すしかない。
しょうがないよ、みんな悪気はないんだから……
今日が明日に変わっても、君と僕の関係は変わらない。
ずっと一緒に歩いていくさ。
君の隣には僕がいて。
僕の隣には君がいる。
それだけは、忘れないでくれ。
2012.03.11.
みんな悪気はないのもよくわかっているよ
来年も再来年もずっとずっと忘れないでいておくれ
あの日、そしてこの一年、自分の中にある気持ちは変わっていません。
この気持ち、忘れません。