私的図書館

本好き人の365日

八月の名言集より

2004-08-08 22:51:00 | 日々の出来事
会話が途絶えたときの便利な一言


フランスでは、そんなとき、誰かが

「あら、今、天使が通ったわね」と言う。

これといった意味はないが、沈みかけた座を救う便利な一言として、フランス人の間に広く親しまれてきた言葉である。





      ―谷沢永一「教養が試される341語」―


雲の王国

2004-08-07 23:53:00 | 日々の出来事
外では雷が鳴っています。

子供の頃から雷をながめるのが好きでした。
様々な形の稲妻を見ていると、時間の経つのも忘れるくらい。
窓辺に座って飽きることなく見つめていました。

雷が落ちる度に空気が震えるのも好きです。
思いついたように突然降り出す雨とか、びっくりするほど大きな雷鳴とか。

昼間の入道雲も好きですね。
夏のモクモクとした雲をながめていると、思わず「雲の王国」を想像してしまいます。
雲と雲の間のわずかな隙間をジッと見つめて、もしかして人が横切らないかと見張ってみたり、雲の形を街に見立ててみたり。(現実逃避したいのかな?)
さすがに今は、「いかん、いかん」とすぐに現実に戻ってきますが、子供の頃のクセはなかなか抜けません☆

雷といっしょに「何か」が落ちてきやしないかと、雷で裂けた木の辺りを探してみたり。(マンガの読みすぎ?)

子供の頃って何かをまだ信じていたんでしょう。
この世界はわからないことばかり。何が起こるかわからない。だからなんだって信じられる。

いい歳になっているのであまり他人には言いませんが、今でも少し信じているところがあります。
雷は放電現象で、雲は水蒸気の塊だって分かっているのに、それじゃつまらない。(いや、それも考えようによっちゃ面白いけど☆)
常識がひっくり返るようなことを望んでいる。
びっくりするような現実を待っている。

そんなところがいまだにあります。


子供台風

2004-08-03 00:02:00 | 日々の出来事
子供って元気ですね~*(汗)*

甥っ子二人が泊まりに来ていたのですが、三日間も、それも子供だけを預かるなんてこと、簡単に引き受けるんじゃなかったと後悔しています。

もう台風です。

部屋は散らかす。食べ物はこぼす。本は振り回すし、同じビデオを飽きずに何回でも見たがる。
ちっともじっとしていてくれなくて、とにかく目に付いたものを片っ端から舐めたり触ったりする。

三日目には、たまらずじじばばに世話をまかせて本屋さんに避難しました。
ずっと付き合っていたらこっちが体力もちません。

クーラーのきいた本屋さんは盛況で、子供達がここでも大騒ぎ。

「もうやめてよ。同じような本がお家にもあるでしょ」
というどこかのお母さんの声が聞こえてきます。

「いやよいやよの本がいい」と抗議する子供の声。

…ん? いやよ、いやよの本って何だ?

いやよ、いやよも好きのうち? ってそんな子供向けの本があるわけないし…いや大人向けだってないと思うけど、「いやよいやよの本」と子供に覚えられているその本のことがとっても気になる。

その子はお母さんを置いて、またパタパタと駆け出していったらしく、後を追うお母さんが思わずつぶやいた一言。

「ほんっと、よく動くわね*(汗)*」

アハハハ…どこでも似たようなもんですね☆
人知れずこのお母さんに同情してしまいました。

夏休み。
全国のお母さんお父さん。おじいちゃんおばあちゃん。おじちゃん、おばちゃん。お疲れ様です。