外では雷が鳴っています。
子供の頃から雷をながめるのが好きでした。
様々な形の稲妻を見ていると、時間の経つのも忘れるくらい。
窓辺に座って飽きることなく見つめていました。
雷が落ちる度に空気が震えるのも好きです。
思いついたように突然降り出す雨とか、びっくりするほど大きな雷鳴とか。
昼間の入道雲も好きですね。
夏のモクモクとした雲をながめていると、思わず「雲の王国」を想像してしまいます。
雲と雲の間のわずかな隙間をジッと見つめて、もしかして人が横切らないかと見張ってみたり、雲の形を街に見立ててみたり。(現実逃避したいのかな?)
さすがに今は、「いかん、いかん」とすぐに現実に戻ってきますが、子供の頃のクセはなかなか抜けません☆
雷といっしょに「何か」が落ちてきやしないかと、雷で裂けた木の辺りを探してみたり。(マンガの読みすぎ?)
子供の頃って何かをまだ信じていたんでしょう。
この世界はわからないことばかり。何が起こるかわからない。だからなんだって信じられる。
いい歳になっているのであまり他人には言いませんが、今でも少し信じているところがあります。
雷は放電現象で、雲は水蒸気の塊だって分かっているのに、それじゃつまらない。(いや、それも考えようによっちゃ面白いけど☆)
常識がひっくり返るようなことを望んでいる。
びっくりするような現実を待っている。
そんなところがいまだにあります。