写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

「梅雨のバラ園」& 「虫送り行列と太鼓の夜」

2012年07月09日 | 写真
随分欲張った表題のようですが中身はいたってシンプル、というより最新の写真と昨年のアルバムを単純に同時公開したものです。

久しぶりに晴れ間が見えたので昨夜の雨の雫を纏った薔薇の花を撮影したいと三脚とカメラを携えて近くのバラ園に行き、春薔薇の見物客も途絶え静かになった近所のバラ園まで行ってきました。狙っていた大玉の雫はありませんでしたが、写真のような小さな水玉をまとい雨よけに葉っぱを使っているかのような薔薇を始め色々な花を撮影することが出来ました。ただ盛りを過ぎているので痛んだ花も多々あったのでどうしても痛みの無い花をアップで撮るということにはなりましたが・・・。

話しは変わりますが、私が金沢に住み始めてもう40年を越えました、それでも毎年12月~3月までの雪のなかの暮しはどうしてもストレスの溜まる暮しになります。除雪技術の進んだ現代でもそう思うのですから、機械技術の進まない時代の北陸、加賀の暮しは自らのエネルギーを内部に蓄積する事になるのでしょう、そして雪のない季節に加賀や能登の民衆は祭りなどにそのエネルギーを発散させるのでしよう。現代のYOSAKOIの興隆、能登の暴れ祭りに代表される激しい祭りなどが沢山あるのはそういう背景があるからかもしれません。
石川県には7月、かつて水田の害虫を追い払ったと言う「虫送り」行事が残っています。そしてそこで打たれる太鼓打ちは想像を絶するほどの激しさを見せます。私はその激しさに魅せられて毎年のように、白山市指定の民俗無形文化財「横江の虫送り」を撮影に訪れています。その昨年のようすをアルバムにして公開しました。今年も7月15日におこなわれる予定です。

デジブック 『虫送り行列と太鼓の夜』
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