写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

山もぐらのヒミズと蝦蟇の夏 ー山道行けばー

2012年07月29日 | 写真
夏の山道を歩いているとときどき思いがけない生き物と出会います。いまは作業車用の細い支線以外の林道は舗装が出来ていて山の動物たちは移動するためによく利用するようです。そんな動物達の排泄物が大は熊から小はリスなどまで林道脇に残っています。
もちろん舗装されている林道は便利なだけでなくどうしても横断しなければならない生きもののなかには苦手としているものもあるようです。

蝦蟇蛙なども通常は柔らかい木の葉の堆積した中で餌の山ミミズなどを探して暮らしているのですが時には道路を横切ることがあります。たかだか一車線の巾ですが歩行の苦手な蝦蟇にとってはとても時間がかかり、時に通りかかる車からは保護色で見えないこともあり事故の被害に遭うことがよくあります。この蝦蟇もじっと路上で休息中だったのでそっと向かい側の林に移動させておきました。

これは山モグラの仲間のヒミズですが、少し広い舗装された林道では死んだ姿を見かけることがあります。この小動物はモグラの仲間ですが土を掘るのではなくて蝦蟇蛙と同じように木の葉や堆積物の下で日の落ちるのを待ち山みみづや昆虫などを探して食べると言う暮しをしていますが他のモグラと同じく太陽には弱い動物です。そのヒミズが舗装された道路の上で夜明を迎えると悲劇が待ち受けることになります。

そんな辛い遭遇も時にはある山道散歩です。
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