
撮影は昨年2012年1月5日の正月明け。石川県でも豪雪の地として知られる白山市白峰町を訪れるとメインストリートのあちらこちらで屋根雪を降ろす姿が見えました。毎年のよう屋根から滑り落ちる事故の報道もある危険な作業です。屋根から降ろした雪を道路の下に設けた融雪溝へ落とすという大変な作業も伴う重労働ですが終われば路上は車も通れるようなります。それまでのしばしの時間、車を止めて雪の町並み散歩をしていました。
この地域では一冬のうちに何度も何度もこんな作業が続き、雪の最も多くなる2月はじめは地域をあげて各戸の玄関先に家族の数だけの雪だるまを作りろうそくの明かりでライトアップする「雪だるま祭り」という素朴な催しがあり、地域の人たちは豪雪を逆手にとりながら4月までの長い冬を過ごします。


