写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

ユーラシア大陸からの客「田鳧(タゲリ)」 胡散臭い細川元首相の都知事選立候補

2014年01月14日 | 写真

写真はユーラシア大陸から越冬のために、ここ石川県河北潟干拓地を訪れた野鳥の「田鳧(タゲリ)」です。白鳥や真雁など冬鳥が寝泊りする田の近くで土の中のミミズや昆虫など小さな生き物を食べて春を待ちまた日本海を越えて繁殖地のユーラシア大陸まで帰ります。みごとな飾り羽を持つカラフルな野鳥で個体数は減少傾向にあり、国際自然保護連合のレッドリストの軽度懸念の指定を受けおも種の保護のためにこれまで食用としていたところでも採取が禁止されている国もあるようです。また日本でもレッドリストに記載して保護している自治体も多くあります。河北潟では干拓地の水田などで群れている小さな美しい鳥の集団を見つけたらよく観察してくださいね。

今日14日、かねてから東京都知事選挙への出馬が噂されていた細川元首相が小泉元首相の応援を得て知事選立候補を表明したようです。(YAHOOニュース
この話題について数日前の北陸中日新聞がそのシナリオのようなものを書いていたのを読みました。今日の立候補表明を知りそのとき感じた胡散臭さがさらに深くなっています。細川氏と小泉氏、そして新聞などの報道機関がさかんに振りまいている細川氏のイメージは「反原発の旗手」です。そして触れることを避けつづけているのは細川氏の政治家としての出発は自民党に所属してのものであり、自民党からの離脱も自民党の政策に反対してというよりも国民から見放され凋落激しい「泥舟」からの脱出と見られるものでした。
総理としての細川氏も佐川急便からの1億円の借金問題、リクルート株の入手問題という、まさに今回の猪瀬氏の辞任と重なる金がらみのスキャンダルについての疑惑の渦中でいとも簡単に、国民にもっとも責任を持つはずの総理の椅子を投げ捨てた人です。
今回立候補に当たって、さかんに原発問題を口にしていますが細川氏が自民党に所属していたときも、総理大臣であったときもつねに原発推進の側に立っていた人です。そのときは原発の危険がわからなかったとでも言うつもりかもしれませんが、原発の危険性や使用後の燃料処理の問題についてはくわしい文献も出ていましたし、わたしなども参加していた国民の反対運動も続いていました。
そういうことへの反省も無く、いけしゃあしゃあと原発問題を語る彼の言葉には総理時代と同じような胡散臭さが感じられて仕方ありません。
いま都民、国民の多くが原発に大きな不安を持ち原発を無くす政治に期待する人がドンドン増えていて、このまま都知事選になるともっとも都民にとってはまともな候補者である宇都宮都知事誕生が考えられます。そのことを恐れる勢力が企んだ高等戦略だと思えてなりません。さきに書いた細川担ぎ出しのシナリオに登場する人たちを見ると、とても都民のための都政を願う人だとは思えないような人ばかりだったことでもその胡散臭さがわかります。
商業ジャーナリズムは表面ばかりでなく物事の本質をこそ分析し報道してほしいと思います。


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