写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

山里の小さな春 ヤマアカガエルの産卵

2015年02月26日 | 写真日記
山の麓の池の雪が消えた水面あたりでまるで川のせせらぎのような音が聞こえてきました。いよいよ早春の生命誕生のドラマが始まったようです。

  [ヤマアカガエル]

せせらぎのような音をたどって近づいてみると岸辺近くでピョンピョンと小さな生き物が飛び交う影が、ただとても人の気配に敏感でその姿も音も一瞬で消えてしまいました。ただ一匹だけ、私のようにのんびりした性格なのか、驚いたのか逃げ遅れたのかボーゼンと水面に。「ヤマアカガエル」の姿が浮いていました。池の周りはまだ雪に覆われています。

  [ヤマアカガエルの卵塊]

姿と音が消えたあたりに行くと浅い水の中に蛙の卵塊が漂っていました。
ヤマアカガエルは天敵の蛇などがまだ姿を現さない冬から早春にかけての寒い季節に田や池などの水たまりで産卵し、その後また水から出て土の中で再度の冬眠に入るという習性を持っているそうです。
同じようにもう少し後になるとサンショウウオやガマガエルの産卵も始まるのですが、山里で最初に生命のドラマの幕を切るのはヤマアカガエルです。例年は雪に阻まれて入りこめない世界ですが、今年は雪が少なかったので初めてそのドラマと舞台を見ることができました。

今朝は蛙の生態鑑賞のような写真二枚のアップでブログ更新終了です。



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