写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

金沢市南部の山里 イノシシを撮る

2015年08月06日 | 写真日記
  [8月6日 ヒロシマ原爆の日]

70年前の今日ヒロシマに落とされた悪魔の兵器「原子爆弾」とその一発の爆弾によって壊滅させられた広島の街、そして亡くなられた方たち、傷ついた方たち、70年後のいまも被爆が原因で苦しみ続けている方たちのことに触れないわけにはいきません。
写真は我が家にあった「アニメはだしのゲン」のセル画19枚です。「はだしのゲン」は原爆投下の広島で生き抜いた少年、青麦ゲンを描いた中沢啓二の長編マンガです。いまも販売されています。ぜひ購入し一読をお勧めします。
広島では核兵器禁止のための世界大会が多くの方たちの参加で開催され、成功しています。いまでは日本だけでなく世界各国で核兵器禁止のために多くの方たちが立ちあがっています。

  [イノシシ家族の棲む谷]

8月3日の早朝に、ようやく野生のイノシシの姿をカメラでとらえることができました。
金沢市周辺には10年ほど前まではイノシシは生息していませんでした。ところが加賀の南部から進出してきたイノシシは勢力を急速に拡大しいまでは金沢周辺どころか能登でも被害の報告が出始めています。
農産物へのイノシシの被害が出始めたころからその姿を何とかカメラで捉えられないかと追いかけていましたが、何しろ徹底した夜行性と用心深さで気配は感じられ、時にはチラッと姿を見ることはあったもののカメラで捉えることはできませんでした。
写真にはイノシシの母と子の2匹だけですが、目視したのはその家族の8匹ほどの姿でした。言葉通り「一目散」に林の中に姿を消していきました。

  [人と野生動物に取ってバランスの取れた環境を]

イノシシ家族がテリトリーとする内川上流の谷間を俯瞰撮影しました。この谷で家族はこの後も勢力を拡大していくのでしょうね。
イノシシの金沢への進出は環境の変化によるものと、山村から人々の姿が減っていることが大きいといわれています。
野生動物と人間の棲みわけのバランスが崩れることは動物にも人間にも不幸なことです。いま政府が国民との約束を反故にして産業界とアメリカのために推進を図っているTPP条約交渉は日本の農山村の環境にとっても負の方向への激変をもたらすものです。


今日はヒロシマ原爆投下の日、写真3枚をアップしてブログを更新しました。



当ブログの親サイトは[ぎゃらりーたちばな]です。リンクなどはこちらへお願いいたします。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする