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写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

コゲラとカワウ 金沢市南部の水源ダム

2016年09月07日 | 写真日記
   [小さな啄木鳥 コゲラ]

金沢市民ののどを潤し大切な農産物を育てる長坂用水・泉用水など灌漑用水の水源となっている金沢南部丘陵にある「内川ダム」。
ダム周辺の自然をを命の源として暮らす熊やカモシカなどの大型動物からリスや山モグラなどの小動物まで多くの哺乳動物がいます。
また地域の食物連鎖の頂点に立つオオタカなどの猛禽類からヒヨドリやウグイス、ツバメなどの小鳥まで大小さまざまな生き物が暮らし、その環境を農業や林業を通じて守ってきている山里の人たちがいます。

内川ダム岸辺の林道からダム湖を眺めていると頭上で鳥の鳴き声が・・・。
見上げてみると枝から枝へと移動しながら餌を探している小鳥の姿が、一番小さなキツツキの仲間「コゲラ」の愛らしい姿が見えました。

    [ダム湖のカワウ]

数年前まではダム湖一番の猟の名手、鷹の仲間「ミサゴ」の定位置だった湖面に立つこの枯れ木がいつの間にか鵜の仲間「カワウ」の定位置になっていました。
石川県では手取川には群れている姿も見ることがありますが、福井県の九頭竜川などの大集団に比べると見かけることの少ない鳥です。
そのカワウがいつの間にかこのダム湖に居ついて他の場所に移ったミサゴとともにダム湖の魚たちを餌としています。

もう20年近くこの地域の自然を写真で記録していますが・・・、自然というものは小さな変化が生き物たちの様々な変化を生み出しています。
しかし生き物たちは実にたくましくその変化のなかで生き続けています。
そんなことを思いながらダム湖の岸辺で野鳥の姿を見た朝でした。

 

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