写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

危惧種の野鳥たちと出逢った日

2018年12月26日 | 写真日記
    [鳥の世界のスピード王 ハヤブサ]

大きさはカラスほどで猛禽としてはそう大きくない、どちらかと言えば小型の猛禽ですが急降下して獲物を襲う時は時速400キロ近く、水平飛行時でも時速時速100キロというスピードで飛翔する極め付きのスピードで知られる鷹の仲間です。
また人間とのかかわりも深い歴史を持つハヤブサですが、なかなかその姿を目にすることの少ない絶滅を危惧される希少種の猛禽です。
そのハヤブサと河北潟干拓地で出会いました、というより狩りのために飛び立つ場面を見かけました。
遠くの獲物を見つけたのでしょうか、飛び立つと噂どうりの猛スピードで一直線にみるみる視界から消えていきました。

    [絶滅を心配されるチュウヒ]

遠くのひこばえの中からちょこんと顔を出しているだけなのでわかりにくい写真ですが、いま河北潟で絶滅が心配されている猛禽のチュウヒです。
かつては河北潟の岸辺や湿地のいたるところにあった葦原を繁殖地としていたのですが、その葦原が減少したことでその姿を見ることが珍しいほど数を減らしています。
タカの仲間としては鳶などとよく似た大型の猛禽で魚類から両生類、爬虫類から小型の哺乳類まで何でも獲る肉食です。
この鳥が空を飛ぶ姿は見事な姿ですが最近は本当に見かけることが少なくなりました。

    [冬鳥 ミコアイサ]

冬になると数は少ないもののユーラシア大陸から越冬のために能登半島の付け根にある、ここ河北潟にはるばるわたってきます。
和名のミコアイサ(巫女秋沙)は優雅なその姿が巫女の白装束のように見えるところから来ているといわれますが、実は白く優雅な姿は雄の繁殖期の姿で雌はいたって地味なすがたなのですが・・・。
ただ河北潟のミコアイサは極めて数が少ない上に非常に用心深いのでなかなかその姿を見ることのできない野鳥です。
この日はほんの少しの時間のバードウオッチングで非常に珍しい鳥たちに出会えたうれしい日でした。

珍しい野鳥の写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新しました。



ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。
ぎゃらりーたちばなー新カメラ日記ー
コメント
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