写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

医王山の朝 ススキと彩雲

2014年10月21日 | 写真日記


街の中でも楓並木の紅葉が始まり、白山のブナ原生林は秋色に染まっているとの話題も伝わってきています。季節は確実に秋の深まりと冬の気配さえ漂い始めました。
18日の医王山、約900メートルの峠ではススキもそろそろ最後の輝きを見せていて少し雲のある空ではほんの少しの彩雲が青空に彩りを添えていました。



今週は24日から「第26回リアリズム写真展」が始まります。私もこの26回のうちの約半分ほどの期間をグループメンバーとして参加し、その相当期間を事務局として自分の能力以上の仕事をせざるを得ない状況が続いていますが、ここ数年は準備作業が辛くなっていて会員の方たちの協力でなんとか無事に写真展を迎えることができるというありさまです。
ということが続いています。今日明日はその準備のための作業が待ち構えています。

10月24日~26日の3日間、会場の金沢市民芸術村「アート工房」には20名近くの出展者の約90点の作品が並びます。お近くの方はぜひ会場で多彩な「写真」の魅力を楽しんでください。25日は自由参加の夜間撮影会もあります。また会期中は写真に関しての「いまさら聞けない」ようなことも含めての自由な話し合いの場も設けていますのでスタッフに声をかけてくださいね。

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北アルプスのカラフルな夜明け  白山は初冠雪

2014年10月20日 | 写真日記


10月18日の夜明け前、星の瞬く夜明け前に北アルプスの夜明けのドラマを見ようと金沢市と富山県の南砺市にまたがる医王山夕霧峠に向かいました。到着は5時53分、赤く染まり始めた朝焼けの中で朝日岳・白馬岳・剣岳・立山・薬師岳・槍が岳・穂高と北アルプスの峰々がそのシルエットを浮かび上がらせ、峰々の向こうに広がった薄雲は様々な色に染め分けられたカラフルな大パノラマを見せてくれました。
余程の条件がそろわないと目にすることのできない数分間のドラマを満喫した朝でした。



同じ夕霧峠から加賀の白山も見えます。私たち石川県に住む者にとっての白山のイメージはなだらかな稜線を持つどっしりと加賀の地を眺める独立峰ですが、医王山から見る「白山」はご覧のように手前の高三郎山などの向こうに嶺を見せる高い山として印象付けられます。
ちなみにこの日18日は白山の初冠雪だったとのことで、雪が白いというより青く耀いていました。

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実りの秋 原発稼働ゼロパレード アメリカ楓並木色づく

2014年10月19日 | 写真日記


昨日は金沢市で原発ゼロ行動を続ける「どいね★原発」グループが毎週一度の金曜行動とは別に、毎月一度行っている街頭デモ「実りの秋 原発稼働ゼロパレード」と銘打つデモ行進。観光や行楽、買い物の人たちで賑わう金沢市の繁華街と兼六園などの観光スポットを巡って「原発再稼働ゼロ」「志賀(能登)原発廃炉」の声を上げてきました。


パレードの出発・到着地点に近い所にあるアメリカ楓並木はもう色づき、金沢に紅葉のシーズン到来を告げていました。

一昨日の「しんぶん赤旗」によればマスコミでは報道が少なくなっていますが、原発ゼロ・再稼働反対の取り組みは全国に広がり全国で279カ所が定例行動を続けています。またすでに100回を超えるところは金沢市の「どいね★原発」を含めて86カ所、2011年の3.11から3年7か月、国民の粘り強い取り組みが原発再稼働を止め続けています。
私がいわゆる「社会運動」に関心を持ち初めて50年ほどになりますが、これほどの広がりと持続する運動は他に見たことがないほどの凄い行動です。

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朝焼けの槍ヶ岳遠望

2014年10月18日 | 写真日記


おなじみの医王山夕霧峠で北アルプスの夜明けを見ようと自宅を5時前に出発。到着した5時半過ぎには朝焼けのドラマが始まっていました。剣岳・立山・薬師岳・槍ヶ岳・穂高の山脈は見えるのですがなぜか日の出前はボンヤリ感のする今朝の北アルプスでした。
とはいえさすがに北アのほとんどの峰々が朝焼けを背景に連なるパノラマは圧倒的なものです。
その嶺の中でもっとも特異な形状の槍ヶ岳はオレンジの縞模様という珍しい朝焼けの中で屹立していました。

今日はこの後の14時から金沢市で原発ゼロ行動を続ける「どいね★原発」が呼びかけた毎月一回の街頭デモ「実りの秋 原発稼働ゼロパレード」に参加のため今日のブログは槍ヶ岳の朝焼け写真公開のみで更新です。

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秋アザミ咲く山里 「オナガさん勝利で新基地阻止」(今日の赤旗) 

2014年10月17日 | 写真日記
[秋アザミ]


昨日の朝は久しぶりの金沢市南部丘陵散策、山道の周囲には紫色の秋アザミの花が咲いています。春のアザミと違い秋の花はすぐに変色してくるので被写体としてはなかなかチャンスがない花です。ところが昨日の朝は見事に咲き揃った花と出会いレンズを向けたのがこの写真です。美しい野の花との出会いは山里散策の醍醐味ですね。

[山里の秋]


こんな素敵な山里をはぐくむ人たちの集落もまた素敵な被写体です。これまでも何度か紹介したことのある集落ですが、農家の方たちの思いが伝わってくるような収穫の終わった棚田は冬を待つばかりになっています。
新自由主義を信奉する方々には思いも及ばぬ不効率な田んぼですがこの農家の方たちの日夜の営みが世界でも類を見ないような多様な生物の生存する山里の景観と豊かさを創り出しています。
金沢の周辺でもせっかくの畑や林を伐り、掘り崩して多大な予算を使ってつくられた自然公園もありますが、私はこの山里のような豊かな環境を創り出す山村の農業関係者の暮らしが成り立つ施策こそが豊かな国づくりになるのではないかと思っています。

今朝は「しんぶん赤旗」の地域配達日でした。今朝の一面には「沖縄の新しい歴史を作ろう 志位委員長が訴え」の見出しが躍っています。
自然破壊の象徴のような沖縄辺野古への基地新設問題を最大の争点とする沖縄知事選挙が始まります。沖縄だけではなく日本の新しい歴史を創り出すような大切な知事選挙になりそうです。米軍の意向を受けた日本政府の新基地建設押しつけに反対する前沖縄の思いが知事選の勝利を創り出すことを願います。

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金沢市南部丘陵から見る立山と朝陽

2014年10月16日 | 写真日記


三日目ぶりの夜明け写真です。あまり天気が良くないので比較的近くの金沢市南部を取り巻く丘陵に点在する山里を巡ってきました。
まず南部丘陵からは数少ない立山・剣岳を望める夜明け展望スポットへ着くと、見えないだろうと思っていた剣と立山がたれ込めた雲の下に僅かに見えています。いつも出かける夕霧峠からはきっと素敵な朝焼けが見えたような気がして少し残念な気持ちでした。写真は立山ですが朝陽はもう少し右から出ます。



6時15分雲と手前の山の嶺の間に姿を見せた太陽はみるみるうちの上の雲に吸い込まれるように姿を消しました。その間数分の出来事でしたが思いがけずに素敵なドラマを見ることができた。そんな気持ちの夜明けでした。

さすがに11月半ばとなると夜明けの気温は低くてジャンパーを重ね着しての撮影でした。その後は一人撮影行、冬を目の前に感じているのでしょうか、実が色づいてきた柿の木の近くには熊が通った気配の残るけもの道と、実をかじられた柿が太い枝ごと木の根元近くに捨てられていたり大量の排泄物が残っていたり、ツキノワグマが餌を求めて居る様子がうかがえます。
熊に用心しながらのしばしの撮影行でしたが、いま山道には紫色の秋アザミが目立ち始めました。

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白山山麓の秋 ソバ畑と里芋の収穫

2014年10月15日 | 写真日記


金沢のトリプル選挙関連や愛車の故障などでしばらくぶりに連れ合いと秋の白山麓へ、連れ合いが道の駅で産直の野菜などを物色している間に周囲の畑を巡ってきました。白山麓は蕎麦畑が多くて9月末から10月初めにかけては白い蕎麦の花が広がる光景を楽しめます。9月半ばとなったこの日はさすがに咲き終わって実がついてきた畑が多かったのですが、種まきが少し遅れた畑では素敵なソバ花がまだまだ楽しめました。
写真はその畑の様子ですが、もうすぐこの白い花が実となり黒くなると収穫の季節になります。すでに収穫をすませて冬支度を終えた畑も増えてきていました。


こちらの畑は収穫のほとんど終えた「奴つ頭」とも呼ばれる里芋の畑です。芋はもちろん大好きですが茎の部分はズイキの酢のものとしてこれまた美味しく頂きます。いずれも近くの道の駅に商品として出ていました。
この畑で働いていた女性によると今年は「奴頭が小さかったが味は良かった」とのことでした。

今朝は天気予報では「晴れ」になっていましたが雲が多くてカメラ日和とはいかないようで、7時半から共産党の地域支部・後援会の定例街頭宣伝に出たあとは写真展の準備作業です。

私の所属する「日本リアリズム写真集団(JRP)かなざわ支部」の[第26回リアリズム写真展]は10月24日(金)~26日(日)の3日間、金沢市民芸術村で開催です。100点近くのそれぞれの個性が花開いたようなバラエティー豊かな写真展として来場の方々に楽しんでいただこうと準備しています。
25日の夜は誰でも参加できる「夜間撮影会」も予定しています。もちろん入場は無料、市民芸術村は大駐車場があり日々いろいろな催しがあります。芸術村見学や散策も兼ねてどうか気楽においでくださいね。

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ホウジャクとミゾソバ

2014年10月14日 | 写真日記

いつも気になる昆虫がいます、初夏から秋にかかる暑い季節にミツバチのような顔をして花から花へと蜜を求めて渡り歩くミツバチよりは少し大きい昆虫で当初は「ハナアブ」の仲間かとも思っていましたが、ネット図鑑などで調べてみるとどうも「スズメガ」の仲間らしい。
なにしろ猛スピードで飛び交う姿を見るだけなので体の文様や形体など詳しいことはわからないので、スズメガのうちの「ホウジャク」なのか「スカシバ」なのか、さらにそのうちのどの種類なのかは特定できません。ということでここでは当たらずとも遠からずだろうと思える「ホウジャク」ということにしておきます。
そのホウジャクがミゾソバの花をさかんに渡り歩いていました。珍しい組み合わせだったので失敗を覚悟でシャッター速度を速めて撮った一枚です。

昨日の朝から今日の夜明けにかけて台風19号が日本列島を駆け抜けて今は東北北海道へ抜けようとしているようです。金沢周辺はどうやら無事だったようですが被災された地域の皆さんにはお見舞いいたします。私の故郷の四国香川県にも台風の中心部分がかかっていたようで心配です。

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エノコログサと溝蕎麦 台風19号

2014年10月13日 | 写真日記


秋の山里、紅葉は始まったばかりで「これから」というところですが、今を盛りと咲き誇っているのが「溝蕎麦」の花です。花の無い季節には全く目立たないのですがいまは窪地や湿った場所は所狭しと小さな赤い花で埋まり、昨日は朝露を含んだエノコログサと一緒にカメラに収まりました。
花言葉は溝蕎麦は「純情」、エノコログサは「遊び」だとのことです。

今朝はスーパー台風19号が九州上陸?その影響が出始めた小雨の金沢で「しんぶん赤旗」の地域配達でした。
配達した赤旗一面の見出しには「『河野談話』否定の議連 安倍政権に出身閣僚10氏」「NHK日曜討論 歴史認識問題解決し9条生かした平和外交を 小池委員長が主張」「子どもの〝未来の扉″危機 生活保護世帯の学習支援事業来年度から半減」「台風19号九州上陸か」「赤旗まつり11月1日~3日 全国模擬店」
などの記事が・・・。

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犀川河口の夜明け

2014年10月12日 | 写真日記


日本列島を直撃縦断する勢いの台風18号は今朝は九州に接近している模様ですが今朝の金沢の空は快晴、目が覚めたのが5時過ぎだったのでいつも行く医王山にゆくには時間が足りないので海岸に近い犀川河口で日の出を待ちました。
午前6時14分に北アルプス薬師岳の右あたりから太陽が顔を出し河口に陽光を伸ばし川面は空の様子を映して見せてくれました。

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