最近みっちゃんは、木炭デッサンで石膏像を書くようになって以来
ローマにとても興味を持っています。
それでこんな展覧会があったので出かけてみました。
<古代カルゴとローマ展>
たしか高校の世界史の時間にならった。
当時は意味もない地名や人名の片仮名の羅列に
世界史はちんぷんかんぷんでした。
でもカルタゴとハンニバル、ポエニ戦争は記憶の片隅にありました。
世界史に興味をもち出したのは海外生活を送るようになってから。
その国の歴史を知らないと世界遺産だの名所旧跡も全然つまらない。
ヨーロッパってアフリカと近いんですね。
植民地があったこともありますが地理的に近い。、
バスで一日乗ればアルジェに行けると聞いていました。フランスではアルジェリアが植民地でしたので、アルジェリアの人も多い。
出稼ぎの人も多いです。国ではお金を稼ぐ仕事がない。
ので、同じフランスでの優遇措置ながあるフランスに出稼ぎにきてる人も多いです。
御隣の国チェニジアの幼稚園の先生とも知り合いになりました。
美人でとっても細やかな、プライドの高い人たちという印象がありました。
そのチェニジアの都市がカルタゴ。
紀元前300年ころ方地中海貿易で栄えた町だったのです。
イタリアのローマはイベリア半島
(ポルトガルやスペインのあるところ、当時は未開の土地でした。)
から侵入して、勢力を広げてくるカルタゴを脅威に感じて、
たびたび戦争になりました。
その勢力地図をごらんください。
結局は徹底的にローマによって、カルタゴは破壊されるのですが・・
百年後にはまた復興するのです。
その戦いのときの英雄ハンニバルの戦術は
いまでもとってもすぐれたものとして評価されているそうなんですよ。
私達が習った西洋史はヨーロッパが中心で情報も少ないんですね。
ザマの戦い、像に乗ってるのがハンニバル軍。馬がローマ軍です。ハンニバル軍の圧勝でした。
アフリカの文明と言えばせいぜい4大文明発祥のエジプト以外はろくに知らないんですね。
ローマなどに脅威を与えた素晴らしいカルタゴの文明英雄ハンニバル。
戦いの様子はこうして残ってはいます。
破壊から残ったモザイクタイルは、ローマ時代の富裕層の廃墟の邸宅のにいまもこうやって残っているのです。
そしてチェニジアの博物館群はモザイクタイルの世界一コレクションを持っているんですよ
展覧会で見るこのモザイクは一センチくらいの天然石を敷き詰めたもので、
<バラの蕾をまく女性>等それは見事です、
これが皆一センチ足らずのも天然石をちりばめて作られているんです、
印象派の点描で知らるスーラーの絵画より2000年近く前の作品ですよね。
世界には私の詳しくない素敵なものが一杯あるんだな^って思いました。
それとこの時代の人も、ある種の人たちはとっても、優雅な生活だったんだと
あたり前なことにまた感心したんです。
素敵なモザイクたいるを眺めてまたロマンが広がったんですよ。
大きなタイルの床が再現されているのにこの展覧会の素晴らしさを感じたのですよ。
ほかにもいろいろ展示はありました。
詳しくはこちらで・・
http://www.karutago-roma.jp/special/tunisia.html
読んでくださってありがとう