今日はまるで梅雨が明けたような、からりとした夏日の名古屋です。
昨日は夜中でも寝室は30度
ついに眠れなくてシャワーをしたり、冷房したり・・
今日は眠いです・・
昨日、午前10時に映画祭ついに
「風と共に去りぬ」の登場です。
元ネガがないので、デジタル加工されてはいるけれど黒い部分が出ますとか・
でもとってもきれいでした
これがとっても戦前1935年(昭和10年)に、
アメリカで作られた映画とは思えません。
戦前、海外で上映された際にいろんな日本人も見たとか。
江崎玲於奈さんもごらんになってたとか。
エピソードには事欠かない映画です。
単なる懐古趣味でなくて、
ほんとにすごい映画だと思うに尽きます。
最初みたときに理解できなかったことの
いくつかが印象的なことがありました。
その1、まずタイトル
「風と共に去りぬ」って?
これは風、は「南北戦争」の意味
南北戦争によって白人中心の貴族社会が去ってしまった!と
いう意味なんですって。
スカーレットの前半の生活。
衣装はほんとにヨーロッパの貴族のそのものですね。
それに引き換え、黒人奴隷の生活の悲惨さの描き方。
これは高々150年まえの合衆国の姿なんですね~
抵抗がありました。
つぎはやっぱり、南北戦争の描き方。
駅舎に負傷兵が次々と運び込まれ、累々とけが人が並ぶさま!!いつの時代でも戦争は野蛮で残酷だ。
主人公が看護婦の手伝いをしているけれど。
負け戦の南軍には負傷兵が次々と運び込まれ。
薬も医者も看護師もない!
ついに麻酔なし手足を切り落とす手術の助けのときに
「もういやだ!」と叫んで逃げだしてしまう。
戦争のみじめさ悲惨さを改めて感じるには十分でした・
たくましく、強く、美しい主人公そのおろかさ。
美しい映画です。
最後の名セリフ、日本語では、
本で「明日はあしたの風が吹く」とかいてあったのを
わたしは覚えています。
この映画では「明日、考えよう」になつてました!
母なる大地「タラ」、
最初と最後の美しいシーンに出てきます、
スカーレットのお父さンが最初
「たらは変わらないで、お前を守ってくれる。そのうちわかる」と言ってます、
今回その深い意味が初めてわかったような気がします、
アイルランドの移民のお父さん、
どれ位のつよい愛情がこの土地に注がれていたかですね~
いえ、南部の人たちは皆そういう思いで開拓して、
生きてきたのでしょうね。
そういう世界も「風と共に去りぬ」なんですね~
年を経てみる映画は名画であればあるほど、
みるものに、その精神状態に応じて与えるものが違うのですね
実感です。
手ごたえのある映画でした、
Gone With The Wind (Tara's Theme)-1939- Soundtrack - by SKY
読んでくださってありがとう