信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

吹雪いた翌日

2010年03月10日 21時40分44秒 | Weblog
恐る恐る朝玄関から外へ出た。
けれどとが開かない。
凍っていて、雪が降り積もり、やかんにお湯を汲んで解かしてから開けた。
見る限り雪の原。

早朝4時半、防備して長靴を履き、雪掻きシャベルを持ち足を踏み出したが、ズボッと潜った。
多分、吹き溜まりになっている場所は70センチくらい。
長ぐつが潜ってしまう。

これはえらい事になっている。
あまりにも雪が深く鋤くっても鋤くっても重たくて投げ捨てるには重労働だ。
車は雪の中で潜っており、その場所まで行くにも雪をかかなくてはならない。
外の道路までの長い距離の雪掻きは考えただけでも絶望的。
近所は誰も雪掻きはしていない。

兎も角車が動くところまでは雪をかかなければならないから、何も考えずひたすら
機械的に雪をかく。
腰は痛いし、腕は折れそう。雪は重すぎる。

おまけに夜の間に、外の国道はショベルカーが雪をかいていき、雪の壁を作っていくので
その壁を突破らねば出られない。
2時間かかり、車の通れる程度に通路を作った。

もう時間が足りない。
仕事に出かけねばならない。
腰が曲がり腕がぶるぶる震えもう限界。

犬を庭に出してみたが流石に深い雪で、彼らはひるんだ後飛び出して行ったが、
モグラがトンネルの中を進むようなもので、途中で帰ってきた。


この先、毎年雪が多ければ、老女の雪掻きは負担が多すぎて到底生活は無理だから
原村に移住するのはやめよう。

高速道路は閉鎖し、国道20号に出て諏訪に向かうが、渋滞でずるずる走り、勤務先には遅刻した。