信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

大鹿村騒動記の土地へ

2011年10月10日 23時04分11秒 | Weblog

 


3連休の最終日、特にお天気が良く秋の陽射しの中の庭で過ごすのもよいが、以前から気になっていた
場所を訪ねようと決心した。
だんだん先が短くなると今でなくては、と自分で自分の背中を押す毎日だ。

昨年ドラマで不毛地帯を観ていたが、原田義雄に若い頃とまた違って渋い演技に惹かれた。
最近突然亡くなり愕然としたが、大鹿村騒動記という映画に出演しその後亡くなったという。

大鹿歌舞伎でも有名な土地であるが、友人がその歌舞伎を見に豊橋から来週来るという。
混んでいるときに車で行くと大変な目に合うかもしれないので連休最終日に行ってみようと朝思い立った。

原村からは茅野経由で杖突峠を越え、高遠から分杭峠も越え大鹿村まで2時間半とナビは教えてくれた。
高遠の先は美和湖という大きな湖とダムがありすれ違う車も後から来る車もなく、一気に突っ走ってしまった。
まだ紅葉はだいぶ先で、きっと紅葉になったら絶対くるわと思っていた。

大鹿村へ向かって国道153号線は狭くなっていき、有名なゼロ磁場の分杭峠のバス乗り場あたりからナビの地図が
グルグル変わり確かに国道を走っているのにナビでは空中を走っているように地図が出なくなってしまった。
すれ違いができない道路を長く走りまた戻り、バス乗り場で聞いたら確かに道路は間違いなく
ゼロ磁場はナビが働けなくなるのだ。

必死でハンドルを握り狭い道路を対向車が来ないのを願いながら1時間くらい走った。
狭い山道と林で暗いため怖くなる。
ここで車が故障したらお終いだとか考える。霊気も感じる。
それもそのはず有名なパワースポットの川のそばを走るのだ。

やっと峠を越えて大鹿村へ入った。
のどかな南アルプスの山々に囲まれた農家が点在する村で塩分の強い温泉もある。
来週の日曜日は年に2回の村人たちが演じる歌舞伎が催される。
大鹿村騒動記のロケ現場は見て歩く場所があちこちにある。
今回は下見として次はエネルギーを蓄えて出直してこよう

豆腐定食を食べお腹いっぱいになり帰路はまた小渋湖とダム経由で中川村経由し駒ヶ根へ出て伊那に戻った。
ほとんどノンストップで130キロ以上は半日で走った。

おかげで歩いた距離はたった3,000歩位しかなく、家に帰って犬の散歩でご機嫌を取った。
長野県は広いが山が面積を占め、八ヶ岳を見ながら暮らしているが、西側の山を越え中央アルプスと
南アルプスを望む地域は全く気温も風土も異なる。
峠をいくつも超えて怖い思いをして伊那にたどり着いてほっとした。
伊那は温暖で広い土地が広がり天竜川と三峰川に潤されおいしい野菜とお米が出来るという。
土地の人柄も穏やかだという。
車でぐるっと走ってその土地や家々を眺め、大変勉強になった。

只パワースポットの場所を走ってしまったためパワーを使い果たしてしまったようだ。