5年も諏訪に勤めていながら、実は近くの下諏訪町へは足を向けていなかった。
昨日、ムスメ夫婦と諏訪大社の秋宮へお参りに行った。
戌の日の安産祈願で朝の9時に集合した。
梅雨明けしたようだが、折からさっと雨が降り始め、社務所脇の
苔むした手洗いの岩が緑がきれいだ。
、脇に鎮座していたさざれ石を皆で感心して君が代の歌詞に出てくるこれが~と学んだ。
神主さんはこれがまた声が美しく、祝詞をあげて下さり、終わった時は雨も上がり
境内は古い御神木が瑞々しく心が清められてすがすがしく感じた。
午後から友人のお招きで岡谷のカノラホールで合唱の発表会で、ムスメの胎教にと
伺うことにした。
時間もたっぷりあるので、近隣を歩いてみることにした。
振り返ってみれば皆、諏訪に縁のあるものばかりだが、秋宮にお参りに来たのは
申し訳ないほど時間があき過ぎている。
ムスメは東京に住んでいたときに中学受験で観光ついでに合格祈願のお札をもらった。
それから遥かに時間が経って今度は安産祈願で訪れ、大分途中省略をしたため無事出産したら
次はお礼参りにきてくださいと巫女さんに言われてしまった
。
下諏訪町も秋宮から万治の石仏まで歩いてまるで観光に来たみたいな、気分になった。
旧中仙道と甲州街道の交わる地点で、温泉地帯でもあるが、町自体が旧江戸時代の
宿場町の建物を復元し、古い歴史に包まれた宿場町の趣が町並みに見られる。
今まで来る機会もなく、東京に住んでいた時に御柱祭と、松本城を見るついでに寄ったくらいで
今から20年以上も前のこと、町並みも変わったのである。
格子戸の美しいまるやという旅籠の茶房でお茶を頂き、雰囲気に浸った。
それから往復、万治の石仏まで歩き、石仏の前でまた色々お願いをして
すっかり観光者気分になっていた。
午後はカノラホールで美しい合唱を聴き、何とも今日は日頃に無い、心が洗われる
佳き時間を過ごすことが出来たものと思いつつ帰宅した。
丁度七夕様の日でもあるが、最近地鎮祭と今日の安産祈願と続けて神主さんの
お払いを受け、次は来月初めの小淵沢の身曾儀神社での薪能奉納と続き
神様に接する機会が多い有難い年回りかもしれない。