信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

思い知る

2013年07月23日 22時01分12秒 | Weblog
婚活をしていたカッコーが姿を消した。
入れ替わりにヒグラシが賑やかに啼き出している。
季節も暑い暑いといいながら微妙な変化が見えてきた。

といっても毎日休みなしの農業生活は大汗をかきながら修行中だ。
ブロッコリー栽培の全容が理解できる作業をしている。
初めは包丁を持ってブロッコリーの形を整え出荷作業をしながら
段々、日々半日単位でさまざまな作業を覚えていく。


今日は午前中、種を播く作業で、120個入りの苗ポットに種まき用の土を入れ
機械で種を播き機械のミスを拾い、さらにその上からバーミキュライトを掛けハウスへ並べる。
今日は苗床80個、種は10,000個播き、1ヵ月半後に芽が出るのを待つ。


 

その後畑へ出て別なハウスで育った苗を手作業で植えた。
このところ雨も降らずカラカラ天気の乾燥した土に苗を植えるが時間が経つとともに
熱中症が気になりだした。
とともに、野菜がこれほど種から育ち店頭に並ぶまでいかに手間がかかっていたか
始めてその仕事について知った。
収入を得るくらいの規模の畑に野菜をつくるには、じいちゃんばあちゃんだけでは
仕事が追いつかないではないか。
後継者が減っていくのには理由もわかる。
これまで毎年、人手不足解消に中国から半年間、研修と名づけ若いジョシが
寝起きを共にし100人ほどセロリ栽培を手伝っていたが今は尖閣問題で中止され、
セロリ農家は大変な思いをしている。

午後はあまり休み時間もなく、ブロッコリーの出荷作業になった。
へえぇと疲れ果てて家に帰るが、最近少しずつ手足の筋肉がへな猪口だったのが
しっかりしてきたような気がする。
中腰の姿勢が多いから大腰筋が鍛えられる。
この2週間、筋肉痛でへこたれていたが、その見返りが少しずつ現れるようになった。
退職したらジムに通うつもりだったが、別な理由から筋肉は鍛えられている日々になった。

庭では手入れをした花々がきれいに咲いている。