信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

新旧交代

2016年01月20日 16時02分54秒 | Weblog
恐れていた列島爆弾低気圧で大雪情報が的中し、昨日以来雪降りになった。
昨年と一昨年の今頃のブログの記事は雪に閉ざされての生活になっていたが
人間、慣れとは怖さを押し隠すものだ。
原村での5年間の通勤生活は冬の期間が長く標高1150mから700mの諏訪までの下り坂で凍った
アイスバーンをよくぞ通ったものと今更ながらぞっとする。
朝早く、轍のない道路を横滑りしたりしながらも、必死だった。
いつも心の中では手を合わせていた。

まだ1歳未満のマゴは昨年は雪道を毎日薄いトレーニングシューズで歩き回ったものだが
2歳を過ぎた今はずるをしておんぶをせがみ興味のある土手などは滑り降りたり転げまわったりまだ野生の
キャラのほうが強く大の字になり寝転んでいる。
羨ましいくらい勝手気ままに楽しんでいる。

その笑顔はかってないほど満面の笑みで成長するに従いこれほどの笑顔は見られなくなるのだろうなと
経験深い年寄りは寂しく思う。

 

3年前まで住んでいた原村で冬の足跡のついていない道路やグラウンドを
追いかけっこしたりふざけ回って転げたりしていた2匹の犬はもう雪道を転げまわる遊びは忘れたようだ。

暖冬だからと2,3日前むさくるしく伸びきった毛を丸刈りした。
その2日後雪景色となり犬たちは外へ最小限の用事の時しか出なくなった。
一目散に戻ってくる。

今年を境に幼児と老犬たちはその行動を交代した。
原村で一日中炬燵へもぐって過ごした犬は伊那へ来てから炬燵ロスになりストーブの前に寝そべって
という絵になる動作は有り得ず主人の顔を見るたびに大袈裟に震えて見せるようになった。