Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ジャーヘッド

2006-02-11 20:37:00 | 日記
2/11
心地よき快晴。インコの餌を買いに出かける。
その足で近所のシネコンで【ジャーヘッド】を鑑賞。
湾岸戦争での実体験を綴った元兵士が書いたベストセラー小説の映画化。
監督は『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデス。
敵の姿などどこにもない砂漠に従軍し、ひたすら実戦を待つ海兵隊員の退屈と衝動、苦悩と狂気。
空爆とメディアが主導するハイテク戦争と言われた湾岸戦争。
戦場での初年兵訓練とくれば、シモネタは避けられない。
真っ先にキューブリックの【フルメタル・ジャケット】を思い出した。
【地獄の黙示録】で士気高揚を図るシークエンスには苦笑。
ジェイク・ギレンホールほか、ジェイミー・フォックス、クリス・クーパーと役者は演技派がそろい見応え充分。
彼らが戦場で得たもの、又は失ったものは何か?
ラストシーンなど印象的で監督の人間洞察は鋭い。

タイトル【ジャーヘッド】とは、ポットのように刈り上げた彼らの頭髪(または頭が空っぽの海兵隊員という暗喩もある)とのこと。


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チキン・リトル

2006-02-11 20:13:00 | 日記
2/10(金)
愛車を車検に出すため、自宅から10キロほど離れた整備工場まで。
足かけ10年、走行距離56000㌔、その間不具合なく、さすが国産車の信頼性は高い。
作業は夕方には終了とのこと。

工場そばには東映の撮影所あり。
水谷豊・寺脇康文とすれ違う。(TVドラマ【相棒】の撮影だな、きっと)
さらに隣にオズ・スタジオシティなる複合アミーズメント施設あり、その4階に9面のスクリーンを擁すT-ジョイ大泉というシネコンがある。
昨年中に見逃していた【チキン・リトル】を鑑賞。
驚いたことに11:40の回、251席ある4番スクリーンの観客は、何とわたくし一人だけ!
これは2001年暮れの、お台場メディアージュでレイト鑑賞した本上まなみ主演【群青の夜の羽毛布】以来の快挙である。
たった一人だろうが上映はつつがなく始まり、80分間童心に還り、誰憚ることなく大いに笑い楽しんだ。
極上のエンターテイメント、ディズニーアニメ万歳。

終演後、西武線の大泉駅まで歩きバスでJR中央線・西荻窪へ向かう。
春を思わせる日差しを浴びて、車中でまどろむ。
駅前通にある小さな医療施設に実父を見舞う。
覚醒してはいたが、両目は白濁として顔色に精彩なし。
手足を摩り話しかけるも特段の反応なし。

生身の人間の終焉は、映画のようにはゆきませぬ。


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