Il film del sogno

現実逃避の夢日記

オリヲン座からの招待状/北極のナヌー

2007-11-05 00:57:00 | 日記
11/4(日)晴れ
早朝起床、朝食後エクセサイズ、後に映画の梯子鑑賞、と昨日と全く同じコース。
但し本日の小屋は東武練馬サティー内ワーナーマイカル板橋。お買い物もする。

浅田次郎の同名短編は刊行時に読んだが内容はすっかり忘れていた。京都の閉館を迎えた小さな名画座の館主と映写技師の忍ぶ恋。主演は宮沢りえ・加瀬亮。監督はNHK出身の三枝健起。観客10名弱。興行は芳しくなかろうが丁寧に造られた佳作だと思う。セピア色のソフトフォーカスの画質と細部にまで気を配ったプロダクションデザイン。原作から視線を変え、語られなかった背景を大きく膨らませ、奥行きを出すことに成功している。但し、Alwaysと同時公開は製作サイドの意図か。こちらは昭和30年代の邦画全盛から凋落までを描く【ニューシネマパラダイス】である。そして上映される名作【無法松の一生】と映写技師の思いは重なる。宇崎竜童や原田芳雄などの脇役陣が好演。音楽・上原ひろみのピアノの旋律も良かった。

二本目はナショナルジオグラフィック提供のドキュメンタリードラマ。
北極で10年以上にわたって撮影した映像素材を中心に、温暖化が深刻さを増す当地の自然環境と、そこに生きる動物たちの生態をドラマ仕立てに再構成して描いたネイチャー・フィルム。“ナヌー”と名付けられた白くまの子どもとセイウチの子ども“シーラ”が主人公。昔から動物と子供には勝てないが、ドキュメンタリーもしかり。ややソフトではあるが【やらせ】が気にはなったが見ごたえのある大自然の雄大さに息を飲む。

サティーで水着と帽子、夕餉の食材を買い、スポーツクラブで1時間汗を流して夕刻帰宅。
コメント
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