Il film del sogno

現実逃避の夢日記

オカンの嫁入り/BECK/童貞。をプロデュース

2010-09-05 03:07:00 | 日記
9/4(土)晴れ
昼間に少しでも居眠りすると寝つきが悪い。明け方就寝、8時起床。自転車で近所のシネコンヘ。9:30開始の邦画は母娘・難病もの。主演は大竹しのぶと宮崎あおいの新旧2枚看板、脇役陣も手堅く固めて丁寧な作り。前作は見逃したがこの女流監督は大した才能である。見せるべきところで直球勝負、説明的になりそうなシーンは省略し、フィルムが呼吸をしているが如きその緩急は絶妙なり。あおいちゃんは【ユリイカ】【害虫】と素材だけで勝負していた少女時代から随分と成長した。2本目は未読のコミックスが原作の音楽もの。キャスト・スタッフとも豪華で松竹渾身の一作。退屈はしなかったが主人公のヴォーカルに対する【処理】は当然賛否あるだろう。原作ファンにとってのイメージを壊さない為の苦肉の策ではあろうが、吹き替えでも何でもガツンとカマせば良いじゃないかとも思う。向井理や桐谷健太は売れてますな。夕方からジムで遠泳とサウナ。優雅にイタリアンを孤食して夜は池袋へ出張る。シネマ・ロサは劣悪な立地や見てくれの悪さはあるがプログラムは苦心の跡が窺える。特に期間限定のレイト。一部のマニアの間で話題になったドキュメンタリーを漸く鑑賞。観客4割程度。ドキュメンタリーほど明確な主観、素材の捨拾選択と演出力が試されるジャンルはない。本作のようなキワモノを扱い対象を挑発してリアルを引き出す手法であれば尚更だろう。終映後、監督と主演男優のトークショウあり。素材は1部2部併せて70時間程度。この傑作フェイク・ドキュメンタリーは当時ヒットした【電車男】へのアンチテーゼがモチベーションになったとか。興味深い裏話を聞くことが出来た。怪しい客引きが点在する西口繁華街を抜けて帰路につく。
コメント
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