Il film del sogno

現実逃避の夢日記

BIUTIFUL ビューティフル

2011-07-01 01:28:00 | 日記
6/30(木)曇り時々晴れ一時雨
と、いう不安定な天候。蒸し暑い。6月晦日。職場では本日で退職する者移動する者あり、月末業務と相まって慌ただしい。昼食に入ったソバ屋で特別にビールのお湿りあり。午前と午後に来客二組。初めて30分の残業をして渋谷へ出張る。ヒューマントラストでアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(いまだに正確に発音できない)監督の最新作を鑑賞。衝撃のデビュー作『アモーレス・ペロス』から10年以上経つのですなぁ。以後、多作ではないが新作に触れて落胆したことがない。だが観客は20名強。作品の質と興行が反比例する好例でありましょう。バルセロナを舞台に下層に生きる男の余命2カ月の葛藤を描いた暗いお話である。しかしハビエル・バルデムはどんな役もこなす。華やかな観光地の裏社会に犇めく雑駁な人々の日常と併せ主人公の生活は痛々しい。観る人を深淵な心持にさせる佳作なり。地下鉄を降りると雨が降り出していた。駅前のカフェで雨宿りの読書を1時間。定刻帰宅。
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