Il film del sogno

現実逃避の夢日記

日本橋/処刑の部屋

2011-07-13 02:16:00 | 日記
7/12(火)晴れ
深夜にサンドイッチの弁当を作って妙に目が冴えて眠れず明け方就寝。奉公先の仕事は閑散期。小説でも書こうかしらん。夕刻、ボスが現れ面接第1弾。来月までに3回は行うそうでご苦労なこってす。定刻退社して池袋まで先週から若尾文子の特集がかかっている。原節子や高峰秀子と違って平日の名画座に来るのはマニアか変人ばかりなり。ガラガラである。本日の演目は市川崑監督作の二本立て。両作とも原作あり、大正初期に発表された泉鏡花と太陽族と囃された石原慎太郎の同名小説。いかにも時代を感じてシミジミしました。映画は世相を映す鏡なり。妍を競う芸妓の世界や破天荒な若者の狂態など、いまも脈々と継がれているような気がしないでもなし。市川演出はこの頃から技巧的で構図など絵画的で素晴らしい。数え上げればキリはないが、あの頃の役者は良いねぇ。凄味や色気がありました。22:20終映。
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