Il film del sogno

現実逃避の夢日記

最愛の子

2016-01-20 23:22:43 | 映画
1/20(水)晴れ時々曇り
案件を1件仕上げてランチはスタンドのカレー。午後は来客一組。年賀にタオルを貰う。定刻退社して銀座まで徒歩移動。シネスイッチにて中国=香港の合作作品を鑑賞。関東単館。先週末公開。上品なアベックなどで2割程度の入り。興行的には苦戦か。結論から云うと年度何本もない必見の一本。ピーター・チャン監督のキャリアでも『ラブソング』に並ぶ傑作だと思ふ。幼児誘拐の被害/加害の両者を描き、現代中国の諸問題を多重的に取り込んだシナリオとサスペンティックな演出に唸った。役者も皆々素晴らしい。各賞総なめのヴィッキー・チャオには泣かされた。被害者の妻役ハオ・レイと加害者妻の弁護士役トン・ダーワィなど脇役陣も盤石。善悪の決着をつけるでもなく皮肉なラスト。エンドドールのモデルたちの登場は蛇足だと思ふ。かの国では年間20万人の子供たちが失踪しているという。余韻を噛み締めて地下鉄を乗り過ごす。
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殺されたミンジュ

2016-01-20 00:42:18 | 映画
1/19(火)曇り
仕事の区切りがついたと思ったら新たな難題。昼には同期とランチ。麻婆豆腐の名店で満腹。午後は御前会議。ライトな案件がサラリと通過。2時間以上の残業をして21時新宿着。K'sシネマでキム・ギドクの新作を鑑賞。この監督作品で問題作でなかったものがあったろうか?今作もR-18、謎の少女の殺害から犯人を拉致して拷問する偽りの組織。国家対個人。ミンジュは民主主義の暗喩だそうな。体制批判を声高に叫べることは自由の証である。観客30名前後。9割以上が男性。有名なAV男優がアベックで鑑賞していた。
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