Il film del sogno

現実逃避の夢日記

パターソン

2017-08-29 04:47:59 | 映画

8/28(月)曇り時々晴れ
いつもと変わらぬ週明け。案件もなく臨店資料作成。昼食に胡麻蕎麦、850円なり。定刻退社して有楽町まで徒歩移動。ヒューマントラストでジャームッシュの3年振りの新作を鑑賞。若年層の単身者中心に場内7割の入り。前作≪オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ≫は、不老不死で永遠に生き続けねばならぬ選ばれし者の倦怠と恍惚を描いていたが、本作でも起伏の乏しい展開で観客のテンションを維持させる演出手腕は流石である。詩作を趣味とするバス運転手の淡々とした日常などに誰も興味を持つまい。我々の隣人にも煌びやかな感性を持つ詩人がいるかもしれない。監督の目線は実質のデビュー作≪ストレンジャー・ザン・パラダイス≫から一貫していると思ふ。絶妙な間合いと細部へのこだわり、乾いたユーモア、センスの良い音楽・・・。まさに単館アート系の王道の如き佳作。


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