コロナと潜水服

12/15（水）晴れ
6：00起床。アラーム１０分前に覚醒するも布団から出られず。出勤日。6：25自宅を出て32分の通勤快速に乗る。奉公先到着7：20。午前中は新人のフォロー研修。課題をやっていなくても悪びれる様子もなく神経だけは太い。用意してきた常識問題50問をやらせると36％の正解率。ロシアの通貨単位や≪うわばみ≫の意味が解らず、と、まぁその基礎学力の低いこと。そう思うのは年を食った証拠か。昼に蕎麦とミニカツ丼のセット。健康診断の結果通知が届く。相変わらず中性脂肪が黄色信号。最近はやりのストレスチエックは問題なし。8割在宅で他人と接していないのだから当たり前である。定刻退社して池袋で途中下車。専門店でレアな食材を買いカフェで一服。贔屓作家の短編集（５編）を精読。幽霊とも心霊とも超常現象とも思われるようなエピソードが連なる。しかし各編ほんのりとした心温まるお話。平易な文章であるが会話や構成が上手くこれは名人芸の域だろう。18：00帰宅。我が仔と長い散歩。

契約締結

12/14（火）雨のち曇り
8：00起床。散歩に出ようと玄関を出るとみぞれ混じりの小雨。寒いわけである。午前中は仕事の合間に清掃と炊事。特製サンドの仕込み。併せてスィーツ（チョコムース）も作る。14：00ちょうどにリフォーム業者の営業がやってきた。２カ月半かかったが、いよいよ契約締結。屋根・外壁・軒天・雨樋の色を指定。色見本と請求書をもらってシャンシャンと手打ち。着工は来年春。それにしても３年ほど前から電線の防護管の施工は有料となり、東京電力（の関連会社）に依頼すると５万円以上取られるらしい。納得いかずコールセンターへクレーム。対応した派遣職員よりやんわりと窘められた。夕方、雨上がりを我が仔と２度目の散歩。次いで駅前のカフェで読書。夜はネットでの振り込みに難儀をする。本人確認やらパスワードの再設定やらで小一時間パソコン・スマホと格闘。アナログ世代には生き辛い世の中になったものである。

ビジネス・ウォーズ

12/13（月）晴れ
天気晴朗なれど風強し。7：30起床、9：00までに仕事を終了。散歩、朝食。あとはせっせと清掃。昼食に切り身を醤油漬けにしたアジ丼とあら汁。午後は駅前の床山で散髪。年末年始バージョンと称してベリーショートにする。終わってカフェで一服。夜はアマゾンプライムにて2015年製作の米国映画を視聴。やや下ネタに重点を置いたシリアス・コメディ。日本では未公開？　主役はヴィンス・ヴォーン、以下それなりのキャスト。ドイツ・ロケなどあり、相応の予算で作られた模様。まぁ要所にクスリとさせるシーンあれど、明日になったら内容の9割を忘れてしまいそうな・・・。ドイツのサウナは混浴が普通なそうな。

マージン・コール

12/12（日）晴れ
8：00覚醒、8：30起床、9：00まで散歩。午前中は朝食も摂らず納戸の整理・清掃。古雑誌、ボロ布、賞味期限切れの飲料水、壊れたホットプレート、古箒、見たこともない花瓶に壺、干乾びた石鹸、洗剤、空箱などなど出るわ出るわで不用品を取り出し、ジャンル別に並べ替えで容量は半分になった。整理整頓はやる気とセンス。遅い昼食に昨日に続きアジ寿司。酢飯にシソの葉・白胡麻・刻み生姜を加えてランクアップ。ブランド鯵は少し寝かせた方が練れて滋味深い。食後に我が仔と２度目の散歩。春を思わせる暖かな陽気。夕刻、ジムでエクセサイズとサウナ。体重１キロ減。理想体重まであと１キロ。血圧も上107・下79と申し分なし。ファミレスで新聞精読と甘味摂取。夜はアマゾンプライムにて2011年製作の米国映画を視聴。日本未公開。2007年のリーマン・ショックを基にしたモデル映画。会社の破局を知った経営層の24時間を描く。ほぼオフィス内での会話劇だが、豪華キャストが各々苦悩するキャラクターを熱演して飽きさせない。あの頃は邦家の景気も冷え込んで中小企業の倒産が相次いだ。我が奉公先にも連日取引先の経営者がやって来て、支払い延期（リスケ）を懇願していたのを思い出す。開き直ったオーナー社長ほどタチの悪きものなし。もう四半世紀近く経つのだな、と感慨ひとしおでありました。

ラストナイト・イン・ソーホー

12/11（土）晴れ
7：00覚醒、7：30起床、8：00散歩、9：00ファミレスで朝食と新聞精読。シナリオライター・渡辺あやの特集記事に感心。10：30シネコンで昨日より公開の英国映画を鑑賞。観客は若年層中心に３割弱。宣伝文句にサイコロジカルホラーとありR-１５のレーティング。監督・脚本は≪ベイビードライバー≫が面白かった才人エドガー・ライト。アクションと音楽を連動させるセンスは抜群で色彩感覚も鋭くカット割りやギミックもスマート。ヒロインふたりも適役・熱演。幻惑的な映像・音響効果はデヴィット・リンチを思わせるが、後半は俄然ホラー色が強くなる。監督はサイコミステリー同様にゾンビモノも好きと見た。新旧のロンドン繁華街とパブやクラブの美術セット、絶妙なタイミングで挿入されるオールディーズ。３本分の映画を観た気分にさせるほど情報量と密度の濃い作品。大満足でエンドロールを見上げた。帰宅して近所へ≪鯵≫おすそ分け。夕方、修理会社が愛車を引き取り。レンタカー（三菱デリカ）を置いて行った。夕餉にアジ寿司。脂がのって最高に美味でありました。

釣り納め（走水の大鯵）

12/10(金)晴れ
予定通り休暇取得。昨日は就寝前にサンドイッチ（卵・ツナ・BLT）の弁当も準備。8：00起床。我が仔と散歩して軽い朝食。9：30ジャストに迎えの車に乗って第三京浜経由横浜横須賀道路で走水へ。師走の週末だからか一般道が渋滞して12：00に釣り宿到着。13：00出船。乗合船には中高年ばかり乗客８名。序盤はアタリはあれど食い逃げやバラシあり不吉な兆候。３０分経過して最初に上がったのが３０センチクラスの良型。あとは仕掛けと棚の相性が良かったのだろう間断なくヒットが続く。やや風あれど波は穏やかなり。16：30納竿。中型17、大型5、計２２尾と大漁の部類。17：00帰路に就いて、途中横須賀SAにてカレー蕎麦を啜る。19：00実家へ寄り兄夫婦へおすそ分け。小一時間世間話。白米・檸檬・切り干し大根などの土産を頂く。20：30自宅着。飛び出してきた我が仔と夜の散歩。道具を洗浄して釣果の下処理（内臓と鰓とり）をする。ゆっくり入浴して24：00過ぎ就寝。理想的な充実した一日。

金子文子と朴烈（パク・ヨル）

12/9(木)晴れ
昨日から一転快晴の一日。8：00起床。我が仔と散歩を終えて午前中は自室にこもって真面目に仕事。午後も散歩でスタート。風呂場と洗面台、二つのトイレの清掃を済ます。秘密兵器のクエン酸洗剤と重曹を使い分けて効果絶大。夕方の散歩から帰って軽食。夜はアマゾンプライムにて見逃していた2017年製作の韓国映画を視聴。時代は関東大震災前後。朝鮮人アナキストと愛人であった日本人女性が起こした大逆事件を描いた実録モノ。事件については10代の頃に松本清張の≪昭和史発掘≫で知っていたが、史実に沿って作りこんだ労作だと思ふ。日本人俳優も何人か出演しているが、韓国人スタッフの往時を再現したプロダクションデザインや美術セットに感心した。ほぼ100年前の世評風評・内閣・官憲・裁判・マスコミなど、ほとんど現代に通じるところあり、大いに勉強になった。公安警察と云うのは本当に怖い。そして自由な思想と愛に生きたふたりの何と苛烈なその生涯。

神田の居酒屋と池袋のパブ

12/8(水)雨
終日冷たき雨ぞ降る。6：30起床。憂鬱な雨の出勤日。7：30奉公先到着。雑用3割、私用のネット検索7割。昼食に同僚と毎度の中華。午後、その同僚の退職挨拶に帯同。17：00小伝馬町の取引先の役職者と面談。この癖のある食えない担当者との付き合いも長い。業界よもやま話と知人の噂などで１時間滞在。そのまま帰るのも味気ないので神田駅前の居酒屋でお疲れ一献。螺旋階段のようなボックス席が三層になって奇怪な造り。音楽や映画の趣味も合い話題には事欠かない。更に地下鉄に乗って池袋で相方の行きつけのパブで２次会。７０年代ディスコミュージックがJBLのスピーカーから大音量で流れている。隣のテーブルでは業界人らしき短髪髭面の中年紳士が派手目なお水系婦女子を口説いていた。友人のボトルをグイグイ吞んでいた相棒の呂律が怪しくなってきたのを潮におひらき。通勤快速に揺られて22：30帰宅。我が仔と小雨になった夜の公園を散歩。そのまま風呂場へ直行して洗浄。深夜のドライヤーは近所迷惑である。長い一日でありました。

マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

12/7(火)曇り後小雨
8：00起床。お仕事、散歩、朝食、清掃で午前中終了。お向かいに住むおばさんが虎屋の羊羹をもって挨拶に来た。外壁塗装の工事が入るので迷惑かけます、とのこと。会釈をする程度でほとんど言葉を交わしたこともないのだが、少し世間話をすると出身が父親と同じ上越であることが判り大いに盛り上がる。年齢を聞くと驚くことに米寿である。明朗闊達にして如才なし。四半世紀経ってもあれだけ元気でいられるだろうか。午後はアマゾンから届いたクエン酸の洗剤でキッチンのシンクを磨く。メラニンのスポンジを併用すると効果てきめん。夕刻、近所のファミレスで甘味摂取と新聞精読。夜はアマゾンプライムにて2008年製作の米国映画を視聴。ベストセラー・エッセイの映像化。邦題にセンスなし。原題はズバリ≪Marley & Me≫。主演はオーウェン・ウィルソンとジェニファー・アニストン。子役と動物にはどんな名優もかなわないというが、実に良く出来た夫婦愛、家族愛、飼い主一家と愛犬の物語。エピソードの数々に目新しいものはないが、やはりワンコ（ゴールデンレトリバー）の存在感が圧倒的に良い。撮影では22匹が参加したそうだが、後半はその名演技に誰憚ることなく号泣した。飼い犬のいる者にとっては、とんでもない催涙映画である。

由宇子の天秤

12/6(月)曇り
曇天の週明け。8：00起床。仕事、我が仔と散歩、朝食、玄関廻りと雨戸の清掃で午前中終了。昼食にインスタントラーメン。豪華肉野菜炒め乗せ。午後はネットで東風戦。親の倍満を上がって呵呵大笑。夕方、池袋へ出張り、シネマロサで見逃していた邦画を鑑賞。観客３０名内外と程よい空き加減。春本雄二郎監督作初見。一部で評価の高かったデビュー作も見逃していた。⼥⼦⾼⽣の⾃殺事件を追うドキュメンタリーディレクターを描いたハードな内容。150分を超える長尺が全く気にならなかった。科白廻しや立ち居振る舞いなど、役者が実にリアルに演じて、これは演出力との相乗効果だろう。取材相手に肉薄してゆくディレクターと学習塾の講師でもあるヒロインには、心を寄せる生徒がいる。双方のストーリーが絡み合うのだが、彼女が苦悩する障害と映画としてのテーマが二重構造になっているわけだ。主演の瀧内公美はむろんのこと、梅田誠弘、松浦祐也、和田光沙などインディー系の渋い脇役陣の熱演を特筆しておきたい。ラストは賛否あるかと思うが、その後味の悪さも監督の意図するものだろう。次回作には大いに期待したい。

悪なき殺人

12/5(日)晴れ
快晴続く。8：00起床。我が仔と散歩、ファミレスで朝食、ジムでエクセサイズとサウナ。体重増減なし。午後も我が仔と散歩。池袋まで出張りシネマ・ロサにて仏独合作の洋画を鑑賞。15：50開始回には観客30名強と程よい空き加減。東京国際映画祭観客賞受賞作。フランスの人里離れた山間部で、吹雪の夜に女性が殺された。疑われた農夫、彼と不倫中の女とその夫、殺された女には同性愛の相手がおり・・・と登場人物たちが徐々に繋がる。３名の視点が順々に多色刷りの版画のように重なって完結する。そのシナリオの精緻なこと。キャッチコピー≪人間は偶然には勝てない≫の通り。主要人物全員が皆々≪愛≫を渇望して満たされない。その交差のさせ方も実に映画的で観る者を切なくさせる。ローカルな殺人事件が西アフリカにまで飛び火して、終焉も皮肉が効いている。サスペンス・スリラーの意匠をまとっているが、エロチックなオトナの欧州映画でもありました。

189

12/4(土)晴れ
快晴の週末。我が仔と散歩、ファミレスで朝食、シネコンで邦画鑑賞。10：25上映回には観客２０名前後と閑散。児童虐待を題材にした厚労省の推薦映画。児童相談所とは何ぞや、という教材動画のドラマ部分を２時間に引き伸ばしたようなシロモノ。すべてが不自然な説明口調の台詞だらけ。ステレオタイプの登場人物たち。新聞の社会面とTVのワイドショーを賑わした事件がモデルなのだろうが、偏執的な父親とそれに従属する母親、加害少女を演じている役者が可哀そうなくらい深みがない。妙高ロケのシーンなど本筋と関係なく唖然とした。確かに伝えたいことは解るが、ここまでシナリオに芸がないと役者は浮かばれない。学んだことはふたつ。民法822条には懲戒権あり≪常識的な≫体罰は正当化されていること。タイトルは≪いちはやく≫をもじった児童相談所虐待対応のダイヤルナンバーであること。気分転換に併設するショッピングモールで千円のフリースを購入。帰宅して我が仔と２度目の散歩。あとは自宅で読書と調べもの。

ポリー my love

12/3(金)晴れ
師走第１週もはや週末。倹しい賞与支給日でもある。7：30起床、散歩、ネット会議、朝食、掃除で午前終了。株の配当金を受け取りに郵便局へ行ったついでに年賀状を購入。今年で最後にするかな、と思わないでもないが年に一度のハガキの便りでしかつながっていない旧友もいる。昼食に特製味噌ラーメン。三時にパンケーキ。夕方カフェで一服して読書。夜はアマゾンプライムにて2004年製作の洋画を視聴。主演ベン・スティラーとジェニファー・アニストン。聖林お得意のスクリューボール・コメディ。吹き替え版。潔癖症の勤め人と奔放な女性の噛み合わない交際にニンマリ。主演ふたりがキャラを際立たせて適役。脇のフィリップ・シーモア・ホフマンとアレック・ボールドウィンもアクセントになってクスリ。恋愛や結婚は勢いとタイミング。更には不条理や偶然もある。非日常な設定や展開を大いに楽しんだ90分。

種まく旅人 〜みのりの茶〜

12/2(木)晴れ
晴天続くも朝夕冷え込みむ。7：30起床して９：00までに仕事を終わらす。散歩、朝食、買物、掃除、散歩、昼食、掃除、読書・・・。17：00ネットで勉強会に参加。日経のデーターベースで、こんなこともあんなこともどんなこともできますよ、と液晶内で美人講師がのたまう。夜はアマゾンプライムにて2021年製作の邦画を鑑賞。公開されていたことも知らなかったが、シリーズものの第1作らしい。農林省・自治体が資金を出しているようでキャストは豪華。お話もご当地映画の定番通り、ソツのない設定・展開・エンディング。小綺麗に纏まって出来過ぎ感あり。大分・臼杵は茶どころなのですな。贔屓の田中麗奈と陣内孝則の熱演と美しい茶畑の景観が見所か。

green bean to bar CHOCOLATE

12/1(水)雨のち曇り時々晴れ
師走突入。今年は朔日に雨が降らなかった月が1月と８月しかなかったそうな。掉尾を飾るような激しい降雨で目が覚める。出勤日。布団の中で時間差通勤も考えたが、雨合羽を被って駅へ急ぐ。奉公先で６時間かけて封緘・発送業務を行う。昼食に同僚と日本蕎麦。定刻15：50退社して駅前のカフェで甘味摂取と読書。帰宅して我が仔と長い散歩。夜はアマゾンプライムにて、高級チョコレート店オーナーが南米ボリビアへ出張り、カカオ豆を探索するドキュメンタリーを視聴。カカオ豆と似たような市場とサプライチェーンにコーヒー豆があるが、南米農家の窮状をTV特番で観たことがある。我々が嗜好品として求めるコーヒーもチョコもピン・キリだが、生産者へのリスペクトなくして良質な完成品は提供できないだろう。記録映像としては少々編集バランスの悪さが目立つ。60分くらいでコンパクトに伝えられる内容だと思ふ。かの国の辺境で雇われたバイク乗り（タクシー代り）たちが眠気覚ましにコカを噛んでいたのが印象的であった。全世界にブラックマーケットがあるコカインは、こうした貧困の中から不幸の連鎖を生んでゆくのだろう。