《超》吹替え版&エンドロールで流れる歌はAKB48という韓国映画。
貯まった映画館のポイントを利用して無料なので、気軽に観た。無料なので楽しめた。でも今、確認したら、上映時間107分だったのか! いやあ、長かった。
韓国映画はそんなに観た事がないけど(多分4~5本)、相変わらずダラダラと家族やら恋人同士やらの話が、コメディなのか、真面目なのか分からないまま続く、いつものパターン。若い女の人の顔は整形のせいなのか、皆同じ目をしてる。しかも、異様に気が強い。「猟奇的な彼女」ばっかりなのか?
男の人は、若い海猿のお兄ちゃんとそのライバルだけがイケメンで、後は・・・。まあ、日本だって西田敏行が主役だったりするからしょうがないのかなあ。
で、まだなのかな、津波。と楽しみに待ってたら、やっと来た。日本の対馬は水没したらしいし、九州や山陰は相当な被害なんだろうなあと思いつつ、まあ、ここは舞台になった釜山のヘウンデだけの行く末を見守ろう。
おおっ、結構特撮上手じゃん。うまく水が描けてる。いいじゃん。ビルが乱立した街に津波がかぶさる感じとか、結構いい。水没した商店街で、感電して人が死んでしまうシーンとか、ちゃんと怖いじゃん。
昔ながらの商店街の電信柱に登った人が助かって、高層ビルの屋上にいた人が死んじゃうんだ。どんな第二波だったんだ?
ビーチのパラソル、どんだけ深くまで埋まってんじゃい! 外で遊んでいる人が座り込むくらいの地震の揺れなのに、1本も倒れない。人々が逃げ惑っても、1本も倒れない。
しょうもないプー息子がタンカー爆発させて、二次災害まで引き起こしたくせに助かるし。あそこまでやったら、息子思いのお母さんエピソードが台無しじゃん。
100万人都市なのに、家族が奇跡的に、怪我もせずどんどん見事に再会するし。奥尻島の父娘の再会実話は、人口が少ないからあり得たのに。
ビルがあそこまで壊れてんのに、桟橋の上の、屋台に毛の生えた飲み屋の鉄パイプがきちんと残ってた。
でも、ハリウッド超大作「2012」だって、突っ込みどころ満載だったからなあ。しょうがないよね。
助かった博士の子が、主人公の息子に「どこかであった?」と聞いてたが、あれは別の映画に通じるのか? あるいは母親が、逃げた母親と同一人物?
海猿と彼女のエピソードは、津波とあんまり関係ないじゃん。でも、私も友人も、イケメン君が死を覚悟するシーンが一番ウルッときた。
ラストシーン、はしゃぐ、大人のくせに面倒くさい主人公のカップルから、カメラが空にかかった虹を映すんだが、そこに妙な間が・・・。2秒長い。切れ。