あ~ら、びっくり!(「ファーゴ」は、買ってあるんだよなあ。)
でも、この映画を見る限り、なんでそんなにコーエン兄弟が騒がれるか分からなかった。アメリカ人だから、西部劇、撮りたかったのかなあ。荒野の広がりとか、土埃とか、満点の星空とか、ならず者とか、馬とか。荒野の広がり位、映画も広がりっ放しだった。
最後に、大人になったマティが、自分の力で建てた大豪邸に入って行けば、男2人が必死になって守った甲斐もあったってもんだが、ただの怖い中年女にしか見えなかったし。
で、今ネットで情報を見てて驚いたのが、ネッドをやってたのがバリー・ペッパーだったのかあ。マティが必死になって追ってた父の敵、チェイニーが拍子抜けする位チンピラだったのに、ネッドはちゃんとボスだったんだけど、結構年寄りかと思ったら、バリー・ペッパーだったのか・・・。
マティは、なんであんなに交渉上手な子に育ったんだ? あの時代なのに。あと、なんで朝になると凍るかもしれない川に首まで使って、ケロッとしてるんだ? しかも、その服をきたまんま。震えが止まらんだろ、普通は。
ジェフ・ブリッジスって、私にとっては「キング・コング」と「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」(それこそブリッジス兄弟だ)の人だから、こんなめんどくさい酔っ払いの保安官のトゥルー・グリットさんじゃないんだよなあ。
あと、マット・デイモン、なんで出た? 仕事しすぎだし、この役は彼でない方が良かったのでは? 本編の前で、主役の「アジャストメント」の予告編もやっていた。ちょっと前「ヒア・アフター」だし。
んん~。アメリカ人が好きな世界なのかなあ。ちっちゃい頃、テレビでやってた映画の西部劇より、マカロニウェスタンに魅かれてた私には、ちょっとなあ、という映画だった。