アメリカで公開時1位獲得して、その後もベスト10内で頑張ってた作品だ。
(そんな知識を私に与えてくれた「SHOWBIZ COUNTDOWN」終わってしまった・・・。これから私はどうすればいいんだ?)
「なのに、マイナー公開かい?」と思って観たら、「ん~それもしょうがないかも・・・。」
通常20%しか使われていない人間の脳を100%活性化する薬を飲んだ主人公が・・・という映画で主人公が、ブラッドリー・クーパー! まあ、彼目当てで行きました。
ウフッ? 青い目が素敵! なぜか、その目がクスリ飲んでる感満載。
カメラがどんどん突き進む映像やケだるくて古臭い音楽の使い方は最高。これは!と思わせる。
が、SF映画とは言い難いし、スリラーでもサスペンスでもない。中途半端。
途中のモデル殺人はうまくもみ消したが、弁護士の件とマンションでの殺し合いはどうやってもみ消したんだろう?刑事にも目を付けられてたのに。
最後、血を飲んで「シナプス自体が変わって」超能力者みたいになったらしいが、もっとスカッと分かり易く終わって欲しかった。案外、気は良い奴のエドワード(主人公の名前)がこのまま大統領になったら、良い世界が来るかもしれない。(まあ、殺人事件がばれなければ。)あんだけ富を手に入れても、貧乏時代を支えた女の人にも一途だし。
アメリカって、クスリ飲みなれてるから、結構あっさり副作用も怖がらずに飲んでしまったり、ヤクの扱いに慣れてる人の方がとっとと効きやすい接種の仕方を覚えたりするのかしらん。世間でバリバリ活躍している人が、実はこの薬のお陰というのは面白かったが。
しかし、この薬、こんなに蔓延してるのに、よく存在が謎になってて、あんな安っぽい売人が扱ってるもんだ。変なの。原作があるのに、設定が弱い。
共演は、ロバート・デ・ニーロ。昔は彼が出れば、外れなしだったんだけど。この前が「マチェーテ」、飛行機で見て良かった(劇場で見なくて良かったという意味の)「ミート・ザ・ペアレンツ3」、そしてあの「ボーダー」、「スターダスト」。
彼は何を基準に作品を選んでいるんだ?そりゃ「マチェーテ」や「スターダスト」は好きだけど。