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トニー賞で作品賞ほか5部門にノミネートされ、ブロードウェイを筆頭に世界各国でヒットを記録し続けているミュージカルを映画化。1987年のロサンゼルスを舞台に、音楽で成功することを目指して奮闘する青年と少女の恋と夢の行方が、1980年代のロック・ナンバーに乗せて映し出されていく。
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1980年代のロック・ナンバーだぜ。私は、ビッたしジェネレーション!
アメリカ人って、やっぱり好きだよね~。ジャーニーの「ドント・ストップ・ビリーヴィン」。最後にキャストみんなで大合唱だぜ。「お気にめすまま」も使われてるよん。「ガール・ライク・ユー」、キャー懐かしい! ボン・ジョヴィの「デッド・オア・アライブ」をトム・クルーズが唄う!
で、映画は楽しかったかって?
ごめんなさい。冒頭の、主人公の女が故郷からハリウッドに向かうバスで乗客全員で唄い出すシーンで、引きました・・・。バリバリの(わざとなんだろうけど)ミュージカルなんだもん。
おまけにストーリーは、『バーレスク』と一緒。但し、『バーレスク』より中身が全くない。見事なほど空っぽなストーリー。なんだ?この尻軽女と馬鹿男のカップルは?
ホラー映画好きで「グロい」という感覚がずれている私には、この映画が「グロい」と感じた。だって、若い頃はあんなに素敵だったアレック・ボールドウィンが、ミッキー・ロークみたいになって、しかも・・・。
1980年代、この映画の中で、私の娘が「ロックが好き!」と言ったら、引っ叩いて「レコードだけにしなさい!聞きに行ってはダメ!」というなあ。娘、いないけど。
トム・クルーズつながりで言えば「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」がミュージカル映画になったような感じ。トム・クルーズ、この映画で観た後に、離婚報道かあ。こんなのに出た後では、余計気の毒だ。
う~ん。好きな人は、この空っぽ感がたまらないのかなあ。アメリカ人好みなのかなあ。この手の映画は。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズなんか、もったいないよなあ。