これで、十分観に行く価値ありでしょ! まあ、これだけだったかも。
ってか、主役がコリン・ファレル(←シュワちゃん)って、どうよ? 彼、カッコいいい? ヒーローっぽい? 「フォーン・ブース」の時は確かに良かった。ただ、ビジュアル的にヒーローじゃないんだよなあ。私的には。おまけに最近観たのは「モンスター上司」だし。ゲジゲジ眉毛にたれ目って・・・。
別にシュワちゃんだって、男として好みじゃないけど、やっぱこの手の映画では抜群のカリスマ性があったもんなあ。
前回の「トータル・リコール」好きだったし、いいSF映画だよなあ。
で、今回。
もう、公開してだいぶ立つから、ネタばれで。
コロニーが火星じゃなくて、オーストラリアだ。
火星のコロニーが地球にいじめられて、その過酷な状況で奇形が多いんだけど、それでも一生懸命生きてて・・・。
観客も主人公もいつの間にかどっぷりコロニー寄りになっていて、コロニーの空気が抜かれるかどうかでハラハラドキドキしたのに・・・。
コロニー側もただの香港の路地みたいな感じで、貧しい感じが一切しない。おまけに主人公夫婦が住んでいる家も、ケイト・ベッキンセイルが貶す程、ひどくないじゃん。どう見ても70平米位あって、日本だと家族4人で住める大きさだ。ベランダからの風景も、裕福な世界のゴチャゴチャ感とあまり変わらないじゃん。
だから、コロニー側のレジスタンス活動に感情移入ができなくて・・・。
前回、びっくりした近未来的商品アイデアは、今回は埋め込み型携帯電話とか、顔が変わって見える首輪とか・・・。前回の電車の中のTVとか、空港の検査とか今は実用になっているのがあるけど、今回のではあるのかな?
コロニーの入る時の、主人公の前にいた、前回シュワちゃんだったのとそっくりなおばちゃんとか、ホラー映画のように死なないケイト・ベッキンセイルには、笑えた。
でも、3つのおっぱいのお姉さんの登場は、唐突すぎるよなあ。
そうか!この映画って、SF映画って感じが全くしないんだ!