まあ、大作ではないからなあ。
この映画で夫婦役を演じた、ダニエル・クレイグとレイチェル・ワイズが、この後本当に結婚してしまった。大人の二人なのに、夫婦役をやって結婚かあ。忙しい役者同士なのに・・・。君達は平凡な幸せな夫婦にはなれないんだよ。私がこの二人の結婚生活を心配してもしょうがないけどね。
映画ではラブラブ感いっぱいの仲の良い夫婦役だった。チェッ!いいなあ。
ダニエル・クレイグ目当てで行ったから、「編集者」の彼が素敵だった。ちゃんと家族を愛するサラリーマンに見えるじゃん。そして、外は冬で寒いはずなのに、あんなに薄い掛け毛布の下は上半身裸で眠る彼。そして中盤、5年後になっていろいろあって、髪も薄くなってすっかり老けてしまった彼。でも、胸板は厚い!
ストーリーは、観客をびっくりさせる程ではなくて、1度目のびっくりもわざと途中で分かるようにしてあるし、2度目のびっくりは最初から分かるようになってる。それより、「家族愛」を描きたかったのかなあ。その割には、隣人のナオミ・ワッツの人物設定が中途半端。
要は、警察がおバカさんで、施設の人もいい加減で、かつご近所さんが異様に寛大だった、という事か? 警察もきちんと捜査をすれば、もう一人の存在に気が付いたのでは?
家族を惨殺した犯人と言われている人物が近所をウロウロしてるのに、ご近所さんはなぜ放置? 彼を信じていた訳でもないのに。
まあ、家族4人を見ているだけでちょっとウルウルする(柱の背比べとか)けど、なんかもうちょっときちんと「ミステリー」に重点を置いても良かったんじゃない?
ラストのカメラもウィンドウで終わらないで、引いて街全体を映すとか、なんかもうワンアクション欲しかったなあ。
なんか惜しいなあ。