「閉塞感を打ち破れ!」とういうTVCMで、元旦早々公開した映画だ。
でも、あんまり「やった~!」感はないなあ。
最初にアメリカのテレビ番組形式で、「新感染」後の韓国がどうなったか簡潔に説明される。
そうかあ、釜山に行けば大丈夫はデマだったのか。わずか1日で韓国という国家がなくなってしまったのか。北朝鮮のお陰で中国大陸には感染しなかったのか。
おまけに辛うじて逃れてきた人は難民認定もされず・・・。感染半島は放りっぱなしだ。これが韓国でなく日本だったら・・・。そう思うと怖い。ここが一番怖かった。
4年たってるのに、感染者(ゾンビ)はピンピンしてて元気だ。どうやって生きてるんだ? 弱点分かってるのに、誰も韓国をなんとかしようとしないのか? 軍隊は631部隊は、狂気の集団だ。631部隊・・・。どっかで似たような数字の部隊あったなあ。
この部隊が本当に腹立つ! 「28日後...」の軍隊よりはるかに酷い。確かにカーチェイスシーン含めて「マッドマックス 怒りのデス・ロード」だ。でも、古典となったロメロの「ゾンビ」の暴走族集団からの流れなので新鮮味はない。
この部隊にいたら、絶対レイプされるからそりゃミンジョンは逃げて別行動するわなあ。
と、ちょっと真ん中あたりで飽きる。
ゾンビは相変わらず、人間を食う訳ではなく、ただ咬んでるだけだし、4年たっても腐敗してないから、グロさは全くなし。顔に血を塗ってるだけで可愛いもんだ。
主人公はカッコ良すぎる。他の男優人があまりにもそこら辺歩いている人のルックスなので、不自然に浮いている。
まあ、最後は良しとしよう。船に戻れても、あいつらが半分も分け前を渡すとは最初から思わんし。ソ大尉も最後にある意味大活躍だったし。師団長も、本当に師団長だった訳だし。お涙頂戴的ハッピーエンドだけど、まあ皆、後は仲良く!って感じで。こんな時代だし。
韓国映画の子役って本当に上手だ。
私は前作の方が面白かった。