このメンツだよ。凄いじゃないか!
「トロイ」の時のダイアン・クルーガーは本当にきれいで(18年前か)、あれなら戦争の原因になってもしかたないと思った。今回も、いい感じのヤサグレたドイツの女スパイで、カッコ良かった。目の下のアイラインがちょっと目立つけど。
ジェシカ・チャステインもアクション、頑張ってたし、ルピタ・ニョンゴも怒りに燃えて武器をぶっ放す姿が様になってて、きれいだった。
ペネロペ・クルスもアクションに無縁の普通の女の人をうまく演じてた。4人共、化粧が薄くてシャツとパンツ姿でもサマになってて、ドレスアップした姿のスタイルも抜群で。素敵だった。
ん? ファン・ビンビン、アメリカの映画に出てて大丈夫なのか。相変わらず、顔の原型が良く分からない化粧だ。映画本編前の資本提供に中国企業があったからなあ。
とは言え、まあ、なんだかんだと、ちゃんとスパイ映画になってた。
ただなあ、ストーリーが粗い。2転3転としたいのは分かるけど、えっ?なんで?と思う構成。あと、死亡フラグを立てたら、もうそれでいいのに、さらにフラグを強化しなくても・・・。くどいと白けるんだよなあ。
以下、ネタバレ。
それまで緊迫した雰囲気でジェシカ・チャステインと戦ってたのに、ダイアン・クルーガーはどうやって走行中の地下鉄に乗り込んだ?
世界崩壊の元で皆が狙ってるデバイスを、なんで裏切り者とは言えCIAの職員を中国の諜報部員が殺してまで手に入れる? それはマズイだろ。
そして、あんなオークションを開いて、事態をややこしくする? オークション開催の理由を一応言ってたけど、あんな危険なデバイスを餌にして・・・。ファン・ビンビンは名探偵コナンの眼鏡をかけて、ニックのホテルを突き止めてたけど、じゃあ、ニックはなんでファン・ビンビンの家を突き止めたんだ?
ニックはなぜ、あそこまで強い?
そして、ラストの「二か月後」。えっ? ニックがCIAで出世! 「あの事件はもみ消された」って、おいおい、CIA以外にも、ドイツ、MI6、中国が絡んでたのに、どうやってもみ消した? なぜ、ニックを殺さない? わざわざ4人で集まったのに・・・。続編で、実は脱走した!って、いう程の悪役としての存在感はないのに。
なんか、スッキリしないラストだなあ。
映画を観た人全員が思ったはずだ。ルピタ・ニョンゴが可哀そう過ぎる!