落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「トラップ」

2024-11-02 14:39:58 | 映画

M・ナイト・シャマラン監督の映画だ。ワーナーの公式HPだと、脚本はイシャナ・ナイト・シャマラン(映画.comやWikipediaにはM・ナイト・シャマランの名前になっているけど)、重要なキャストでスタジアムでライブをするカリスマアーティストはサレカ・シャマランだ。一家総出だ。「親ガチャ」成功者の姉妹だ。

「一見、愛情深い父親でありながら、実は凶悪な殺人鬼だという男を追い詰めるべく、FBIが巨大ライブ会場に罠を仕掛ける。」というストーリーが3/4位。観ているうちに12人の将来有望な若者を切り刻んだ殺人鬼目線になってしまい、いかに巨大ライブ会場から無事に(?)逃げ出せるかと、ハラハラしてしまう。

個人的にはアリーナ席で、ジョシュ・ハートネットが前に来たら本当に嫌だなあ。何も前が見えないもん。一応、ジョシュ・ハートネットの後の席は、彼よりは背が低いけど男性が配置されてる。

ジョシュ・ハートネットが演じる殺人鬼クーパーは体力も強くて頭も抜群に切れる。そして冷静だ。なぜかFBIは“殺人鬼”がこのレディ・レイブンのライブにいる事を知っている。ただ、FBI側には30代~40代の白人男性で手首に動物の入れ墨という情報しかないので、3万人の観客中、3,000人の該当者(10代の子供の保護者)を一人ひとりあたっていく。

娘とのライブを楽しむ良いお父さんを演じながら、クーパーはFBI&警察&SWATなどの包囲網からどうやってスタジアム脱出をはかるか?

やはり人間は窮地でパニックを起こさず、冷静に周囲を観察する事が必要だとつくづく実感。まあ、私のこれからの人生、そんなに窮地には陥らないと思うけど。

原題はTRAPなんだけど、スタジアムにあまり罠はしかけられてない。スタジアム全体が罠だけど。むしろスタジアムを出てからの方が罠の掛け合いだ。

スタジアムを出てからは、ネタバレになるかも。

レディ・レイブンはさすがカリスマアーティストだけあって、クーパーと互角に渡り合う。歌も本人だし、スタジアムでライブもやるし、キャストとして大活躍だ。

それ以降は、FBIや警察が間抜け過ぎて。FBIプロファイラーのおばあさん(私より若いかも)が頑張ってんだけど、現場が間抜けでクーパーにしてやられる。

そして、最後は父娘の話から、夫婦間の話へ。へえっ~、そうだったのか。この人が仕掛けた罠だったのか。回りくどいと感じる観客もいるかも知れないけど、一番身近でその人の子供も産んで育てた奥さんなら、自分で結論を出すのは先延ばしにしてこんな事もするだろうなあ。

で、ラストは警官がまたおバカさんで。12人殺してる知能犯なのにねえ。クーパーに生きる希望を与えてしまったじゃないか。

 

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「破墓/パミョ」

2024-11-02 10:08:04 | 映画

2024年韓国No.1大ヒットのホラー映画だ。これは観なければならない!

「巫堂ファリムと弟子のボンギルは、跡継ぎが代々謎の病気にかかるという奇妙な家族から、高額の報酬と引き換えに依頼を受ける。先祖の墓が原因であることがすぐに判明し、お金の臭いを嗅ぎつけた風水師サンドクと葬儀師ヨングンも合流。4人はお祓いと改葬を同時に行うことにするが、墓を掘り返す儀式を始めた矢先、不可解な出来事が彼らを襲う。」

前に韓国(多分済州島でだったけな?)に行った時、日本のように墓地でなはく、田んぼや空き地に唐突に“墓“があるのは「死者にとって良い場所を風水師が占って、その場所を墓とする。その風習があるから土地の持ち主も墓を作ることにOKするし、まあそこら辺は適当に」と現地ガイドさんから言われたのを覚えていたので、すんなり入り込める。

それにファリムを演じるキム・ゴウンがクールで物事に動じなくてカッコイイし、ボンギルは初々しい中にもどこか頼りがいのあるイケメンなので、ビジュアル的にも満足。

4人で、家族にかかった呪いの元凶をやっつける所(とは言え完全勝利!とは言えないけど)までは面白かった。韓国では一族の血より名字の方が、呪いの対象になるんだあとか、70年前の過去とは言えずに韓国ではまだ呪縛に苦しんいるんだとか。

でも、その後が、「グエムル-漢江の怪物-」の時もそうだったけど、ダラダラ続くんだよ。必要かなあ、こんなに長く。続いた割には、最後に戦闘中の風水師サンドクの数分の独り言で全ての謎がきれいに解き明かされる。字幕が間に合わない位の急激な謎解き。

以下、ネタバレ。

一部で言われている「反日映画」感は、私は全く感じられず。

日本軍に協力してて家族を呪ってた霊の棺の下に、さらに埋まっていたのが、朝鮮半島を虎に見立ててその背骨に鉄杭を打てば朝鮮半島の勢いが弱まるという風水か陰陽師のお告げによる“鉄杭”。その“鉄杭”は、なんと日本軍が埋めた、関ヶ原の合戦での武士の怨霊が鬼となったものを封印した柩だったという展開。

なので、4人と甲冑を着た巨大鬼みたいの(顔はちゃんとは映らない)が戦うんだよ。驚きだあ!

しかもどうやって倒したかというと、前述の風水師サンドクの数分の独り言で倒し方が解説されるという、早回し展開!

“進撃の巨人“か“鬼滅の刃”か“大魔神”か? “耳なし芳一“かよ!と突っ込みたくなるシーンもあるよん。

そして、韓国(朝鮮半島)の平和は保たれ、4人はまた元の生活に戻る。4人はケガをするけど死なない。何かに守られているんだろう。

んん~、必要だったのか? 韓国での武士の怨霊との対決? それとの、400年以上前の日本の武将の怨霊を敵にしたのは、最近の日本を敵にしなかった韓国側の配慮なのかな。

 

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