「ディープ・インパクト」と、M・ナイト・シャラマンの「サイン」の良い宇宙人版を混ぜたようなSF映画。
もしくは、キリスト教はやはり進化論とは相容れないという映画。
でも、世間でけなされてるほど、ひどいSF映画ではない、というのが私の感想。普通に観られたよ。
特撮(?)はすごい!
飛行機の墜落シーン、地下鉄のクラッシュシーン、滅びゆくボストンの3つは見ごたえある。特に、熱で街がどんどん破壊されていくシーンは、「地球最後の日」はあんなんなんだろうと怖くな る。
あと、ちっとも特撮じゃないけど、ニコラス・ケイジの妹が出てくるシーンは、驚かせ過ぎ。
あらゆる事象は、人生は、人間の存在は「偶然」か「必然」か?
人間を超えた「絶対」の存在=神=宇宙人で、最後は羽根をはやして飛んで行ってた。
ラストの、思いっきりCG(わざとリアリティのない星)の世界で、地球のいろんな地域から選ばれたアダムとイヴが「生命の樹」に向かって走って行く。
まあ、分かり易い映画だ。
意地悪な見方をすれば、「数字」は、特撮シーンを観客に見せるために、ニコラス・ケイジを連れていくための手段。地球滅亡の直前、ニコラス・ケイジの運転する自動車だけ、襲われる事無く、略奪に走る愚かな人間や、二人でたたずむ友人夫婦をスローモーションで見せる。映画らしい処理。
ニコラス・ケイジって、カッコいい訳じゃないのに、ドンドン主役張れるってすごいよね。
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