アニャ・テイラー=ジョイが主役のフュリオサだ。
「スプリット」の女子高生役から注目していた彼女の、ホラー映画以外の、メジャー作品の主演作だ。彼女の映画6本観てる私であった。
親戚の娘の成長を喜ぶおばさん感覚で観に行ったら、美少女(アリーラ・ブラウン)からなかなか大人の彼女に変わらないなあ・・・。でも、顔はだんだんアニャ・テイラー=ジョイに似てきたなあ(目が大きくなって、離れてきた)と思ってたら、今調べたら、CGで、子役にアニャ・テイラー=ジョイの顔をだんだん混ぜていたそうだ。凄いな21世紀!
148分、あっという間だった。面白かった。次から次と、広大な砂漠の風景の中、ローマ時代のキリスト教の物語っぽくストーリーが進む。
ただ、時々、編集が粗いんだが・・・。付け鼻をしたクリス・ヘムズワース演じるディメンタスが求心力を失っていく過程が、ちょっとねえ。分かり難いかも。「荒れはてた地の40日戦争」もいきなり終盤になってるし。
あと、フュリオサの義手がまるでずっと前から開発が進んでいたかのようにきちんと用意されているのが・・・。この前観た「ゴジラ×コング 新たなる帝国」のキングコングの義手があっと言う間に取り付けられるのを思い出して。最近の映画は、「予め用意されている義手」が普通なのか?と。
女性とバレないように口を利かないなら、種の隠し場所だけキープしてショートヘアにしておけばいいのに。
フェリオサが弾薬畑〈バレットファーム〉で襲撃された後、ボロボロになって砦〈シタデル〉に向かって逃げる時、崖の上に意味あり気に立つこの男は誰だろうとエンドロールで目を凝らしてたら、そうか、彼か。シリーズ観てなくても十分楽しめるが、シリーズ観てる方が楽しめるようにうまく作ってる。そしてフェリオサは絶対死なないので、ハラハラするけど安心して観る事ができる。
ラストとエンドロールは「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のシーンがちゃんと登場。そうかあ、前作2015年の6月公開だったのかあ。月日の流れるのは早いなあ。
フェリオサが唯一心を許せたジャック(これから殺されると分かっているから、フェリオサがなるべくジャックと触れ合っていたいとジャックの肩に顔をうずめるシーンは切ない)が、あまりカッコよくない。まあ、まともな人間が少ないからそれだけでも心魅かれるんだろうなあ。
今、ネット見てたら、奥さんや友達を自分の映画に出演させるので有名なクリス・ヘムズワースが今回も奥さんを出演させてて(まあどこまで彼の力か分からないが)、最初にフュリオサのお母さんとフュリオサを追う女戦士と、途中でディメンタスの配下になる口に傷がある最後の5人まで生き残る女が、奥さんの二役だそうだ。
最後のフェリオサとディメンタスの会話は禅問答みたいだったなあ。そしてディメンタスのなれのはても凄いなあ。
昔のマッドマックスだったら女の人は〇〇プされてたのに、今回はそんな描写一切なし。血もあまり流れない。21世紀製作だからかなあ。
まあ、いずれにしても、こんな地球の未来は嫌だなあ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます