カンタベリーからヴィクトリア駅に、17:37着。
で、人の多さにビックリ!パディントン駅が田舎に思える。
夕方のラッシュ時だからなんだろうが、一路線運行休止になった新宿並みの混雑だ。
地下鉄の出入り口は、それぞれ専用に2か所のみ開けられていて、あとは閉鎖。オイスターカードのチャージ機も全て利用中止。明らかに、人が駅のキャパをオーバーしてる・・・。
「ヴィクトリアパレスシアター」の位置をチャックして(と言っても駅前すぐ)、駅前のおしゃれなガラス張りのビルに入り、“マークス&スペンサー”のカフェで、ラテとケーキで一休み。
多分、見終わった後に外で食べる時間はないので、夜食用のマフィンも購入。ロンドンの物価は高いと言うが、これで4.25£。600円しない。まあマークス&スペンサーだからかな?
“マークス&スペンサー”は、バブルの頃、その頃勤めていた広告代理店みたいな会社で行かしてもらったマーケティングのツアーで、会社訪問していろいろ話を聞いたので、親しみがあるんだ。
◆ミュージカル「ビリー・エリオット」
「お申し込み時に一番いいお席を手配」というAlan1.net唄い文句だったんだが、行ってみたら、2階(ドレスサークル)だった。10日前の手配だったからかな? でも、始まってみたら、舞台全体が見渡せて、結構満足!
邦題「リトル・ダンサー」で公開された、イギリス映画「BILLY ELLIOT」を元にしたミュージカルで、エルトン・ジョンが音楽を担当。
客席は満員!
で、感想は・・・。すごい!の一言。
舞台を食い入るように観てしまいました。とにかく、子供達がすごい。この子供のレベルの高さはなんなんだ! しかも主役のビリーは4人(WキャストじゃなくてダブルWキャストと言うのかな?)で、声代わりをしたら降りなきゃいけないから、いったい2005年から、何人の、レベルの高いビリーがいたんだろう?
バレエはもちろん、タップダンスもして、唄も唄って、ワイヤーアクションもする。ビリーだけじゃくて、将来オネエになっちゃうマイケルも、先生の娘も、バレエ教室の生徒達も。すごい!
劇団四季が日本で上演しようとしたらしいが、大人がやったら気持ち悪いし、確かにこりゃ無理だわ。
ストを決行する組合員と警察の攻防は、全て踊りと唄で表現。その時に大人のコーラスで唄われる「Solidarity」(連帯感という意味らしい)という唄が、どうしても「それなりに、それなりに、それなりに、フォーエヴァー」と聞こえてしまう私。さすがに、「ママ」位しか聞き取れなかっただけの事はある。お父さんの英語は元々なまっているという設定なので、完全に「ギー、ギ―、ギ―」としか聞こえなかった。
良かった。映画の「リトル・ダンサー」、好きだったし、2回観てるから、ほとんど覚えてるので、舞台で何をしてるか分かって。
ただ、映画の2回目を一緒に観た10歳年下の人は、まず「スト」が分からないので、お父さんが末っ子だけでもこの町(状況)から脱出させようと、悲壮な決意で「スト破り」をするシーンに感動できないどころか、何をしてるのか分からないと言われてショックだった。まあ、その人が単におバカちゃんなだけだったかも。
劇中の会話は結構「大人が楽しめる内容」だったみたいで、観客のおじさん・おばさんが、手を叩いて、「ギャハハ」と中年笑いをしていた。
最後、映画はビリーが大人になってからのシーンがあったけど、舞台は炭鉱の町を去るシーンで終わり。結構、あっさりしてるなあ、と思ったら、最後にキャスト全員出てきて、唄って踊るんだが、だんだん皆男も女もチュチュをはいて、コミカルに踊り出す。ここで、観客も全員立ち上がって手拍子や口笛や掛け声で大盛り上がり!
前回にロンドンで観た「ウィ・ウィル・ロック・ユー」より、よっぽど大盛り上がりだ。
大満足! CDとパンフレットを購入!
今は家で「それなりに、それなりに」を聞いている。
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