ディカプリオが、ギャッビーを演じた、6月14日公開の。試写会にて鑑賞。3D公開もあるらしいが2Dで。
ロバート・レッドフォードの、1974年版は、TV放映で見ただけでウロ覚えなので、新鮮な気持ちで拝見いたしました。
主人公は、完全にトビー・マグワイア。アル中の彼が、治療を兼ねて、思い出を小説に書くという体裁を取っていて。彼の顔立ちが、今回の役柄に良くハマっている。
舞台は"狂乱の20年代"と言われる、弾け切ったニューヨーク。
「ムーラン・ルージュ」の監督さんだからか、カメラが良く動くし、キラキラCG満載。わざと薄っぺらいパーティーシーンは、妙に懐かしい感じが。おおっ!バブル期の六本木のディスコ貸し切りパーティーの雰囲気に似てるぞ!偽物上流階級のパーティーだ。
ディカプリオは、どうなんでしょう? 演出なんだろうがわざとらしいし、お茶目と呼ぶには痛々しいし。なんか、レッドフォードの表情を意識し過ぎ。もっと、別のギャッビーでいいじゃん。
それに、21世紀の時代、ギャッビーの純愛が、果たして純愛と若い観客に認識されるんだろうか? 共感されるとは思えないが。ただ、哀れなだけで。
ファッションも、「プラダ」「ミュウミュウ」(う~ん、同じじゃないの?)が女性ファッションの大々的バックアップ。確かにきれいなドレスがいっぱい出てくるけど、今着る事ができない20年代ファッションだから、食い付けないなあ。
デイジーを演じるキャリー・マリガンは、ウロ覚えのミア・ファローよりはるかに可愛らしく魅力的だったけどね。
デイジーの旦那のトムは、金があるのに、なぜ、あの愛人?原作がそうだから、しょうがないかあ。
まあ、前作のラストは覚えてたけど、細部は忘れていたんで、どうなるんだろうと思いながら、142分見届けました。
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