11月2日 水曜日 車力道コース編
平日を有効に使えるうちに、体が動くうちにと、房州石の石切り場目当てに千葉県の鋸山へ。
川崎駅を8:05発のアクアライン経由のバスで木更津駅9:15着(実際は9:10着)。9:31木更津駅発の2両編成のJR内房線各駅停車で、10:11に浜金谷駅着。電車の窓から富士山が見えた。ほとんどの客が(30名位だけど)ここで下車。
家でここからプリントアウトしてきたこのイラストマップを頼りに出発!
道の要所要所に分かり易い看板があった。でも、駅近くのインフォメーションセンターは“じゅんびちゅう”だった。土日だけオープンするのかな?
私は見学時間を含まない所要時間90分の、車力道コースを登る「産業遺産巡りコース」。
①分岐点A
左の道が車力道コース。富津立山自動車道路をくぐって、舗装された道路が終わると、いよいよ車力道コース。
②索道跡
『「索道跡」は、山頂域の石切り場と麓をワイヤーケーブル(索道)で繋いだ、石材運搬システムの跡です。』
見所には、こんな風にきれいで丁寧な解説の看板がある。
↓ ワイヤーケーブル設置前はこんな道を一輪車で女の人が石を運んだんだあ・・・。
③石のストックヤード跡
これが、切り出した石かあ。ベンチもあって、休憩できるようになっている。もちろん、休憩した。
④猫丁場
イラストマップだと、道を外れてかなり距離を歩くみたいな感じだったけど、実際は右に折れてすぐ。
ここなんだが、立入禁止の場所に登って三脚を立てて粘っている人がいた。↑ 中央に猫がいる。
猫は、そんなに可愛くないかなあ。ごめん。向かい側のハートマークから海が見える。
そして、さらに登る。
分岐点Eを、鋸山山頂を目指さないで、右側へ。木々の間から垂直の石が見えてきて、心躍る。
切り通しの手前が広くなってて、この景色!
頂上まで40m位はあるのかなあ。凄いなあ。半分くらいは人力のみで切り出したらしい。この絶壁の下は水が溜まってて、そこに誰が離したんだが一匹だけ朱色の鯉が泳いでた。一匹だけで可哀そうだけど、仲間を連れてきては絶対ダメだし、どうしようもない。切り通しを抜けると、バンバン石切り場跡が、現れる。
⑥観音洞窟
観音様は確認できなかったけど。どうして、こんなふうに掘れるんだ?
高所恐怖症の私は、上を向けない。気持ち悪くなって足元がふらつくからだ。カメラに稼働式の液晶パネルがついてて良かった。
⑦分岐点D
右の岩、サメの顔に見える。
⑧石切り場跡 岩舞台
ここで、コンサートなどのイベントも行われるらしいが。階段が整備されていて、ある程度登れる所も凄い!
“安全第一”の文字も近くで見る事ができる。結構深く掘ってるんだなあ。
天気が良かったからここに来たんだが、場所が西側なので、今、ようやく陽が射してきた。
昭和60年代まで現役だっただろう機材が残っている。
見晴らしも抜群!
イラストマップだと離れた場所にあるんだけど、実際は道沿いにあった。矢印につられて行ってみたら、三角形の4畳半くらいの展望台。
うっかり、先端まで行って、案の定気持ち悪くなる。左側が、ラピュタの壁と言われてる壁。
見るだけで私は気持ち悪くなるのに、どーやぅて、この壁を作って作業したんだ!
⑩日本寺北口管理事務所
12:15到着! 61歳のおばさんが写真を撮りながら、駅からここまで2時間かかったわい。石切り場跡に大満足!
で、私は、ここでゴール気分。日本寺を、鎌倉の円覚寺や建長寺みたいな緩い坂のある大型の寺だと勝手に思い込んでいたからだ。
TV番組だって、気軽な観光地みたいに放送してるじゃないか。まさか、この先、今の子風に言うなら“絶望的な”階段地獄を味合うとは・・・。
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