「G.I.ジョー」って私達の世代だと、人形(最近はフィギュアと呼ぶのか?)なんだけど、1980年代のテレビアニメがベースになっているらしい。
面白かったよ。最初からガンガン飛ばして、CGすごいし。息つく暇なし。
雰囲気は「トランスフォーマー」よりお兄さんで、でも「ウォンテッド」より若いなって感じ。だから、観てる時は面白いけど、次の日には忘れちゃうタイプの映画。私的には「トランスフォーマー」より面白かったけどね。
ただ「ウォンテッド」の電車のシーンが受け入れられない人には、ただただ頭にくる映画だろうなあ。
NOTO軍特殊部隊は、ロクに怪我もしない主人公2人のほかは全滅。G.I.ジョーの基地の中でも将軍のきれいな秘書のお姉さん始め惨殺。アナの旦那さんも利用されたあげく、研究所の人々と共に殺される。パリの街の、ドキドキするすばらしいカーチェースシーンでは、いったい何十人の善良な市民や旅行者が巻き添えで死んでしまうんでしょうか?
でも、主人公たちは、妙に明るい。「だって俺たちは正義の味方だもん。多少の犠牲はしょうがないさ!俺たちの知り合いでもないしさっ。その代り、知り合いの命はとっても大切!」って感じ。
最後の敵の秘密基地だって、敵味方含め(主に敵だけど)大勢死んじゃったし。
でも、映画だからな。
イ・ビョンホンが日本人の忍者の役で出てるから、韓流大好きな人も見に行くんだろうなあ。
ここで、描かれる日本がまたすごい!
戦前の台湾のような、チベットのような・・・。そうかあ、これは地球によく似た別の惑星に違いない!
だから何でもアリ!なんだわさ。
で、ストーリー的に残り30分位から「パート2」にやたらつなげようとする。まあ、「スピードレーサー」と違って、これは「パート2」できるだろうけど。
G.I.ジョーの将軍、この映画に重み与え、引き締める重鎮の役が、デニス・クエイドなんだよなあ。彼って、そんなタイプの役者かなあ。50代で、ギャラがそんなに高くなくて、重鎮役って、あんまりいないのかなあ・・・。なんか違うような・・・。
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