昨日、国家資格についての本部説明会がありました
臨床心理士会では国家資格化について推進しているところで、各県のコンセンサスを得るために各県説明会をしています
しかし、全体的に見れば、各団体の思惑や政治的な問題もあり必ずしも順調に進んでいるわけではありません。 又、地域によって臨床心理士の需要実情も異なるようで、資格に対する考え方も格差があるようです。また、以前と比べて精神医療系の病院(診療所)などでも、時間を取って話ができる心理職員がいるところを患者さんが選ぶようになってきていているようで、当初の議論がそのまま当てはまるようではないようです。
今日の新聞には弁護士の需要についての記事が出ていました。「都会ではすでに需要を超す弁護士が誕生し仕事を取るのに苦労している反面、やっと地方にも人が回るようになったが、ベテランの弁護士が地方には回らない」との記事でした。
臨床心理士も仕事量に対し、そろそろ飽和状況(特に都会)を迎えてきているようです。今後は資格だけではなく、資格者の中でも優秀な人材に仕事が集中するような時代になり、資格者の中での競争が激しくなると思います。
まずは専門性を担保する意味で国家資格化は必要と考えますが、問題はその後をどのように職場とリンクさせるのかという事だと思います。
昨日の説明会も、そろそろ仕事からリタイヤするような人の出席率が高く、若いこれからの人の参加が少なかっようです。一般論でよく言われることですが、若者はもっと当事者感覚持ってほしいと感じました。